『根っからのポジティブな人ってさ、ポジティブを口に出さないよね。』
この何気ない一言にハンマーで叩かれたような衝撃が走った。本物のポジティブな人とポジティブになろうとしている人では、天と地の差があることを、一瞬にして感じとってしまったのでした。
私は昔から、ポジティブに生きることが幸せになる近道だと信じていたので、ネガティブなことが起こってもポジティブに考えようと努めてきました。やがて目的が手段に変わり、周りからの評価が、前向きだね!ポジティブだね!と言われることに喜びを感じるようになっていたのです。
そして気がつけば、ポジティブでなくてはならないと思うようになり、無理するようになっていました。だから、ネガティブな発想や後ろ向きな言葉にうんざりしたり、やたらと拒絶反応が出てくるようになったんですね。
でも気づいてしまいました。似非ポジティブだったと。いや、正直に言えばもっと前から気づいていたのかもしれません。でも受け入れたくなかったし、認めたくもなかった。私が根っからのネガティブだったなんて・・・。
抵抗した挙句、ネガティブを受け入れることになりました。まさかそれがターニングポイントになるなんて夢にも思いませんでした。それで過去の私が少しでも早く気づけるように、タイムマシーンの時間を設定しました。
20年前の私に今の私だから教えてあげられることを伝えてこようと思うのです。
~真のポジティブ人間に生まれ変わる7つのプロセス~の始まりです。
◆1st STEP ネガティブを認める
まずは素晴らしい第一歩、おめでとう!!
ところで、なぜポジティブになりたいと思ったの?
『ネガティブな人って不幸がやってきそうに思えるから。』
では、ポジティブになりたいよりも、ネガティブになりたくないという想いの方が強いのかな?
『ポジティブになりたいのと、ネガティブになりたくないのは同じではないの?』
どうかな? 考えてみて。
『結果的には同じかなぁと思うんだけど。』
そうかもしれないね。では結果は何を設定しているの?
『ポジティブになること』
では、ポジティブになろうと思う動機が、ネガティブへの恐れから始まっていることに気づいてる?
『えっ?』
そのままポジティブになろうと努力することは、ネガティブへの恐れを同時に強化していくことになる。
『なんでポジティブになろうとする努力が反対のものを強化するわけ?』
それがこの二元性の世界の特徴だからさ。陰と陽、光と影、ポジティブとネガティブ。ポジティブになりたいのであれば、自分のネガティブを受け入れることから始めるのが一番スマートだよ。
『自分が不幸の住人であることを認めろって言うの?嫌だよ、ネガティブな人と一緒にしないでよ。』
今、ネガティブだなぁって思わない?それが自分にあることを認めないと、変えることもできない。
『どうして?』
自分がネガティブであることを認めないと、ネガティブを手放すことができないからだよ。
『ネガティブを手放す?別にいつでも手放すよ。』
ネガティブを手放すというのは、もうそれを選択しない自分になるという決意の表れでもある。だから、手放します!はい、手放せました。というようなものではないよ。
『じゃあ、どうしろっていうのさ』
本当にポジティブになりたいの?
『もう、いいよ!めんどくさいなぁ!!突然目の前に現れて、何なんだよ!』
ポジティブになるためにどうしたらいいか知りたいって言ったのはキミだよ。そして私がそれに応えている。
『ネガティブを認めろだの、手放せだの、言ってることがよくわからない!!』
いまの自分を客観的にみて、どう思う?ポジティブになろうって本気で思ってる?本気じゃないなら思わない方がいいよ。苦しくなるだけだから。
『思ってるよ。』
何て?
『ポジティブになりたいって思ってる!!』
その為にどうしたらいいか私が一番よくわかってる、だってキミ自身なんだからね。キミの性格の特徴も、考え方も、隠す必要ないし、無理する必要もない。全部わかってるから。私はキミを助けたいんだ。そしてこれは自分自身へのチャレンジでもある。ポジティブになろうとするキミをサポートできるのは喜びでもあるんだ。
『なんかゴメン、言い過ぎた。協力してもらえるかな。』
OK!では、自分にネガティブがあることを受け入れることから始めよう!!そしてネガティブはキミ自身ではないことをこれから伝えていくとしよう。
◆2nd STEP ポジティブの質を知る
ポジティブになろう、ポジティブに考えようって思っている時点で自分はネガティブだってことは気づくでしょ。
『確かに…、ポジティブな人はポジティブになる必要がない。』
そういうこと!! ポジティブはスタイルではないんだ。そしてなろうと目指すものでもない。ポジティブは、その人のあり方そのもの。だからうわべだけ取り繕っても苦しいだけになる。
『よくポジティブな言葉を発していればポジティブになれるって聞くけど…』
確かに言霊っていうだけに、言葉の持つ力は大きい。つまり、それだけ責任も伴うということ。それを理解していないと言葉ばかり先に行ってしまって、心が付いて行かない。あの人、口ばっかり…って思う人いない?
『いるいる!』
そうなりたい?
『なりたくない。』
だから、ポジティブな言葉の引力を理解しないでテクニックに走ってしまうと、かえって苦しむことになる。ポジティブは、その人の生き方や考え方に後からついてくる勲章のようなもの。例えば、サッカー日本代表の本田圭祐選手やフィギュアスケートの浅田真央ちゃん、プロテニスプレーヤーの錦織圭選手の発する一言一言が、人々の心にグッとくるのは、言葉にその人のあり方がギュッと詰まっているからだね。
『誰?その人たち?』
そうか、当時で言えば、イチローやカズ、中田英寿、松岡修三とかの方がしっくりくるかな。いま、松岡修三すごいことになってるけど。
◆3rd STEP ポジティブな言葉に触れる
「人はその言葉に動かされるのではない。発せられた言葉の奥行に動かされるのである。」
これ私の言葉ね。実感こもってるでしょ。
自分の中から発せられる言葉というのは、その人の有り様そのものも映し出している。だから、ポジティブになりたいなら、ポジティブな言葉を探すのではなくて、自分が惹かれる人の発する言葉に触れておくのがおススメ。先ほど伝えた7名のアスリートの言葉を伝えるから、かみしめながら聞いてみて。
◆本田圭祐選手の言葉
壁があったら殴って壊す。道が無ければこの手で作る。
挫折は過程、最後に成功すれば挫折は過程に変わる。だから成功するまで諦めないだけ。
自分の夢、そんなに簡単に諦められるかって話でしょ。
地位や安泰なんて考えるようだったら、今の僕はない。
◆浅田真央選手の言葉
運命ってだいたい決まっているんじゃないですかね。自分が努力すれば、その先はもう決まっているんじゃないですか。そんな気がします。
誰かに勝ちたいという気持ちはなかった。フィギュアスケートは、リンクに出たら自分一人。だから自分との闘いなんです。
◆錦織圭選手の言葉
本番のゲームでしか体験できないことがある。そして、それを体験することが自分をより高めることになるんです。
自分で、天才って感じることはないです。そんなにすごい人間だとは思っていないので。
今回の怪我でたくさん学んだことがあります。ひとつは気持ちが強くなったこと。常に上向きの姿勢でいることができていると思います。
◆中田英寿選手の言葉
自分にできることを積み重ねていけば、必ず流れが変わる日が来る。それを信じていられるうちは、どんなことにも耐えられるよ。
基本ができていなければ、それは必ずどこかで破綻する。
物事できるだけ簡単にいくほうがいいけど、難しくないと面白くない。
◆イチロー選手の言葉
壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている。
少しずつ前に進んでいるという感覚は、人間としてすごく大事。
成績は出ているから今の自分でいいんだ、という評価を自分でしてしまっていたら、今の自分はない。
◆三浦知良選手の言葉
どんなときでも「人生これでいい」なんて考えちゃいけない。そう思った瞬間に進歩が止まり、後輩たちに抜かれ、置いていかれる。
成功した時にスポーツ紙の一面になるのは普通の選手。失敗した時にスポーツ紙の一面になる選手は限られている。失敗を取り上げられ叩かれることに誇りを持てばいい。
どんなに八方ふさがりのように思えても、道がなくなるわけではない。進むべき道、進んでいける道を見つけて、一歩ずつ進んでいけばいい。
◆松岡修三さんの言葉
勝ち負けなんか、ちっぽけなこと。大事なことは、本気だったかどうかだ!
苦しいか? 修造!笑え!
崖っぷちありがとう!最高だ!
言葉にはその人の有り方が詰まっているのがわかると思う。自分の目指したい人や、共感する人が近くにいれば、その人の有り方や行動の仕方、考え方などを取り入れて実践し、その言葉を自分のモノにしてみること。その時、それが同じ言葉であったとしても、心にグッとくる言葉になってるから!!大事なことは、結果よりプロセスなんだ
◆4th STEP ポジティブな生き方とは?
ポジティブはスタイルではない。ポジティブを演じることで何となくそんな気分には浸れても、根っこ(ネガティブ)の部分との分離感はどんどん大きくなってしまう。そこでネガティブがあることを認めること、ポジティブの質を知ったことで、いまの自分との質の違いが明らかになってきたと思う。7名のアスリートとどんな違いを感じる?
『覚悟を感じる。』
他には?
『絶対あきらめないという意志』
他には?
『ネガティブをネガティブと考えていない』
良い所に目をつけてるね!!では今の自分に当てはめて考えてみて。ポジティブになることへの覚悟を感じる?
『すごく薄っぺらく感じる』
絶対にあきらめない意志はある?
『カンタンにあるって言ってしまいそうな自分に、すぐに諦めてしまいそうな予感がする』
ネガティブが起こった時には?
『見ないようにしたり、感じないようにしたり。』
そうやっていまの自分と目指すものとの違いを明確にしていくことは、自分を変えていくための重要なステップ。そして、彼らもそういう時期を超えて来たんだということ。これは優劣ではなく、階段の上にいるか下にいるかという違いだと思えばいい。例えば、駅のフォームで階段の一番上に達しようとしている人と、これから階段を昇ろうとしている人で優位差ってどのくらいあると思う?
『何も感じない。先にのぼり始めただけという感じ。』
そう。その時に、自分はダメなんだ~とは思わないよね。だから、いまの自分を客観的に知る事で自分にネガティブがあることを受け入れ、認めることからスタートする。そしてすでに認めて受け入れることができてるでしょ。ここからが次のステップに入る。
『次のステップは?』
◆5th STEP ネガティブを手放す
ネガティブを手放す。解放するとも言う。これは、見ないようにするというのとは訳が違う。
『どうやったら手放せる?』
カンタンに言うと、もうそれを選択しないということ。例えば、1st STEPでネガティブを認めよう、手放そうって話をした時、すごくイラついていたの覚えてる?
『はい、すいません。』
誤らなくていいんだ。それも想定通り。だってキミの軸はネガティブなんだよ。
『軸がネガティブとは言い過ぎじゃないですか?』
あれ?まだ認められないのかな?
『認めるけど・・・』
瞬間的に出てくる反応がどういう軸に自分がいるのかを教えてくれるんだよ。もし、さっきの7人のアスリートに同じ話をしたらみんなキミと同じ反応が返ってくると思う?
『もっと前向きにとらえるかもしれないし、同じかもしれない。やってみないとわからないですよ。』
いや、わかるんだよ。やってみなくてもわかる。先ほどの7名のアスリートと、キミの軸は覚悟が違うから!向上することへの覚悟であり、自分を成長させるための覚悟。そこに、抵抗してしまうのは軸の違いと変わりたくないエゴにキミが負けてしまっているからだよ。
『変わりたくないエゴ?』
世の中の多くの人たちは、この変化を望まないエゴに負けてしまっている。それに打ち勝ってきた人の代表が彼らであり、それをこれから目指そうとしているのがキミだ。変化を望まないエゴは誰の中にも存在している。【そんなに頑張らなくてもいいじゃないか!相手が悪いんだよ!背伸びする必要ないよ!】そうやって、怠惰に屈っしている自分を許してしまっている。
『あああ、まさに自分だ。』
すごい!受け入れられたね!!では、そういう人で幸せな人を見たことある?どんな人生を生きていくか想定できそう?
『相手に文句言って、誰かのせいにして、愚痴をこぼして…』
幸せじゃないよね。でもそれがその人ってわけじゃないんだ。その話はまた別の機会にするとして、その人たちに起こっていることが7人のアスリートには起こっていないと思う?
『みんな同じように起こっているのか…』
そういうこと。そういう自分の中にある弱さを受け入れて、それに屈しない強さを磨いていった人たちだね。つまり、自分の弱さを手放していったと言い換えることもできる。
『手放すのはネガティブではないの?』
手放すというのは、それを選択しないということ。それでいて怠惰や変化を望まないエゴに屈してしまう自分の意識の弱さを知っているから、それをバネに変えてしまう術を同時に身につけている。
『そんなことできるの?』
できる。むしろ、それを乗り越えた人ほど、ネガティブなモノを自分を成長させるアイテムとして活用してしまう。
『ポジティブなことだけじゃなくて?それができたら、ポジティブもネガティブも無くなってしまうね!』
それが統合。ポジティブは良いイメージでネガティブが悪いイメージというのが普通のあり方だとすると、ポジティブもネガティブも自己成長に欠かせない必要なものだとするのが、特別な人になっていく人たちのあり方。だからこそ、その人たちの発する一言一言に魂が宿り、多くの人の心を動かすポジティブなエネルギーとなる。
『ポジティブってその人のあり方そのものか…』
そういうこと!!だから根っこがネガティブなのにポジティブになろうとするのは無理がある。その原理をわかってもらえたかな?
◆6th STEP ネガティブの土壌改良
私は宮古島でマンゴーを食べた時、あまりの美味しさに感動しました。そして、なぜ宮古島のマンゴーはこんなにおいしいのかと調べてみると、珊瑚礁が隆起して生まれた島であり、豊富なミネラル成分を含んだ特殊な土壌と、温暖な気候がマンゴー栽培に適していることがわかりました。この美味しいマンゴーの苗を自宅に植えたところで、結果は見えてしまいます。
同じように、あなたの根を張っている土壌(本質)があなたの望むもの(ポジティブ)を育てる環境に適していないことに気づいたのであれば、土壌から改良していく必要があります。土壌の成分を分析してみると、恐れ、不安、孤独、怒り、嫉妬、憎悪、無力など様々な要因が絡み合っています。ネガティブを解放していくのと同時に、その土壌を改良していくことで、あなたの望む種を育む環境が整っていきます。
ではどうやって改良していけばいいのか?
土壌改良の5ステップを紹介します。
1、自分をできるだけ客観的に観察する。
2、ネガティブが出てきた瞬間にそれを否定したり、誤魔化したり、ポジティブに変換しようとしない。
3、ネガティブの成分を調べる。
4、出てきた感情とネガティブ成分をセットで解放する。
5、自分の望む意図を明確にする。
◆7th STEP ポジティブな人になる
これまで見てきてお分かりの通り、ポジティブは、演じるものではありません。人に良く思われるためのスタイルでもありません。自分に誠実に、己を磨き成長させる努力を惜しまない人の有り方そのもの。演じてなれるようなうわべのモノではないということです。
でもすでに行動に移し始めているあなたは違います。昨日より今日、成長しています。イチロー選手も言ってますが、少しずつ前に進んでいるという感覚は、人間としてすごく大事です。以前にCMでも有名になったイチロー選手の『小さな一歩の積み重ねでしか遠くへは行けない』という言葉は今も私の中に刻まれています。
継続は力なり。私たちは、一夜にしてポジティブになれませんが、一夜にしてネガティブになったのでもありません。ちゃんと積み上げて来ました、ネガティブを。今度はポジティブを積み上げていく番です。
この実践を始めるあなたにワンポイントアドバイスです。
これからもネガティブは無くなりません!!ネガティブをバネに変え、自らの成長の材料に変えることが出来た時、ネガティブがネガティブではなくなるのです。そして、そのチャンスは毎日何回も訪れています。今まで見過ごしていただけです。本当に驚く程頻繁に来ています。
この車を買おうと意識し始めた瞬間から、やたらとその車を目にするのと同じように、どこにネガティブが落っこちてるかな?どこに感情が揺さぶられるかな?どこで感じないようにすり替えているのかな?と言うところに着目してみてください。
己を知るものは賢者なり!!
まとめ
◆1st STEP ネガティブを認める
ポジティブになりたいのであれば、自分のネガティブを受け入れることから始めるのが一番スマート
◆2nd STEP ポジティブの質を知る
ポジティブは、その人のあり方そのもの。だからうわべだけ取り繕っても苦しいだけになる。
◆3rd STEP ポジティブな言葉に触れる
ポジティブになりたいなら、言葉を探すのではなくて、自分が惹かれる人の発する言葉に触れておく
◆4th STEP ポジティブな生き方とは?
いまの自分を客観的に知る事で自分にネガティブがあることを受け入れ、認めることからスタートする
◆5th STEP ネガティブを手放す
手放すというのは、それを選択しないということ。
◆6th STEP ネガティブの土壌改良
土壌改良の5ステップ 観察⇒受容⇒調査⇒解放⇒創造
◆7th STEP ポジティブな人になる
継続は力なり。これからもネガティブは無くなりません!!
計2900人が手にした無料電子書籍。
人生の価値を引き上げ、生まれてきた意味を進化させませんか?
「なぜ人生に繰り返される悩みが起こるのか?」
「どうすれば悔いのない人生が送れるのか?」
「私は何のために生まれてきたのだろう…」と悩んでいませんか?実はこれ…あなただけに起こっている問題ではありません。人生を学び、理解を深めようとした探求者たちも同じように悩み、苦しんだ過去があります。
ではあなたと、探求者の決定的な違いは何か?
知っているか、知らないか・・・
気づいたか、気づいていないか・・・
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現にあなたには、今も無意識の設定が設計図通り作用し続けています。
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