「私のせいでこうなってしまった」
「私が悪い!」
「私さえガマンすれば・・・」といつも思っている。
なぜなら
「人から責められる」のが怖いから。
トラブルが起こるのはめんどくさい!私が我慢すれば回避できる。
ずっとこんな生き方を続けますか?
1・隠れている感情を見つける
罪悪感という感情は怖れが強く、隠れている場合が多くわかりにくいのです。
「私が悪い」と言う感情は包み込むように隠し持っています。
私の場合、罪悪感はあまりにもあたりまえに私の中に横たわっているものでした。
ネガティブな感情が出てくるたびに心のクリーニングを試みましたが、この私のインナーチャイルドはなかなか復活する兆しがありませんでした。
私のインナーチャイルドは自分が生まれてくるだけで母を苦しめると思い込んでいました。
実際私は、この世に生まれてくる時、へその緒を首にぐるぐる巻いて仮死状態で生まれてきました。
私は両親に大切に育ててもらったという思いがあるのに、なぜか?両親に心から感謝できていませんでした。
感謝できない原因は私の内なる子ども(インナーチャイルド)が抱えている罪悪感にありました。
◉あなたにとって目の前のことは最高最善なこと
あなたにとって今!目の前の現実はどんな感じですか?
幸せと喜びに満ち溢れていますか?
でも、もしも今、あなたが辛いと感じたり苦しいことばかりが起こっているとしたら?
当然そんな現実からは逃げたいですよね!!
たとえば、あなたが自分の子どものことで悩んでいるとしたら?
優しい親のあなたは、子どもの自由意志を尊重するあまり、言いたいこともガマンしたりやりたくないことを無理矢理やってしまい辛く苦しい思いをしていませんか?
そこでちょっと今までとは違う新しい捉え方をして見てください。
あなたの目の前の子どもは、あなたの内側に隠れたネガティブな感情を浮き上がらせるために、その役割を演じてくれていると捉えてみてください。
その子どもに直接働きかけるのではなく、その子の言動を見てあなた自身が感じること考えていることにフォーカスしてみるのです。
この視点は今までのあなたの固定観念や考え方を根底から覆すものです。
しかしこれこそが問題の根本解決方法なのです。
あなたの目の前には辛いことが起こってあなたの意識に揺らぎを起こしてくれているのです。
◉親なら誰しも思うこと?
親だから子どもの幸せを願うのは当然?
親が想う「幸せ」と、子どもが感じる「幸せ」は同じであるとは限りません。
<私と母のエピソードです。>
母が亡くなる直前、私と母と2人きりになる時間がありました。
母は筋萎縮症で呼吸が困難になり意識が薄れその日も目を閉じた状態が続いていました。
そんなとき、ふと目を覚ました母は、悟ったかのように「あ~これで私の人生は終わった」と突然つぶやいたのです。
私は慌てました!
今、母に言いたいことを言っておかないと後悔する!!
そう思って私が咄嗟に言葉にしたことは「母さん!!私はほんとは母さんのことが大好きなのに、それがうまくできなくてごめんね」でした。
母は一瞬ジッと私を見つめ「そんなことは言わないで。。。私ができなかった」と言ったのです。
母が亡くなって2年半になります。
今このシーンを回想すると私も母もお互いに罪悪感=「私が悪い」という感情を持っていたなと思います。
私も母もお互いにただ「私が悪い」ということを理由もなくむやみに信じ込んでいたように思います。
現実はその人が信じている通りのものが現れます。
母が生きている間、お互いに本音が言えない空気が流れていたのは、罪悪感を無意識のまま握りしめていたからだったのです。
2・古代からある『罪』という観念を知る
私は歴史に興味があります。
先日、たまたま目にしたものが「旧約聖書」にまつわる動画でした。
画面に「人は罪の状態にある」という文字が出ていてなぜかその言葉がとても印象に残りました。
キリスト教という一神教が生まれる経緯に「罪」という観念があり「罪」という観念はその頃に生まれたという話でした。
実は、日本にも昔から神社などであげられる大祓祝詞(おおはらいのりと)と呼ばれるものがあり、その中にはいくつも「罪」という言葉が書かれている箇所があります。
不思議なことに、その部分は今では省かれていることが多いそうです。
天津罪(あまつつみ)国津罪(くにつつみ)という言葉があることをご存知でしょうか?
ここでは詳しいことは触れませんが、罪という観念が私たちが生まれる以前の古代からの神様との関係から浮かび上がってきたことはとても興味深くワクワクします。
古代からのDNA=遺伝子は時を超えて今を生きる私たちにもつながっているからです。
◉祈りの力
「祈る」という行為もまた古代から連綿と今に続いているものの一つです。
祈りの力は人間の意図の力のことなのだそうです。
あきらめや無力感に重く沈む時、どうしたらいいのか?
まるで突破口が見出せないような混乱の中にいる時も
「すべてはうまくいく」とポジティブな思いを込めて祈ることができます。
3・書き換えのビッグチャンス
(罪悪感が気づかせてくれる「許す」という選択)
さて、罪悪感が自分自身の中にあることを認識した時、たいていは「私が悪い」と自分を責める方へ意識は向きます。
しかし、それは無力感に陥るだけです。
なぜなら無意識のままだとエネルギーは水の流れと同じで高い方から低い方へと自然と流れるからです。
無意識のままでは、いつまでたっても自分を責めてあきらめてしまう悲しい現実しか起きません!
ここはとても大切なところです。。
罪悪感は気づいて手放すためにある!と考えて見てください。
罪悪感に気づいたらただ認めてそれを感じている自分を許すという選択があります。
自分を許せるとラクになれます。
許しましょう。
★さいごに
<波動を上げて>
世の中が進化しているのは、私たちの意識が進化しているからです。
しかも刻々と進化し続けているように感じます。
浮かび上がるネガティブな感情は解放するために浮上しています。
手放してポジティブな言葉を何度も唱えましょう!
ありがとう。
許します。
愛しています。などのポジティブな言葉は、あなたの波動を高く保つことができます。
罪悪感はあなたを低い波動に留めておこうとヒタヒタと忍びよってくるかもしれません。それに気づいていてください。
怖れはこの世界の幻想でしかありません。
怖れを超えた先にはあなたが望む自由で明るい世界が待っています!