やりたいことがわからない!
やりたいことをやっていないわけではない。
でも、そのときは楽しくて満足するけれど、本当には満たされない。
すぐにまた、悶々とし、何かを求め始める。
本当にやりたいことをやっていないからだ、と気づく。
だからいつまで経っても満たされない。
しかし、本当にやりたいことがなんなのか、わからない。
子どもの頃から、本当にやりたいことをやると怒られた。
いつの間にか、本当にやりたいことさえ、わからなくなった。
ただ、モヤモヤだけが残るだけ。
どうしたら本当にやりたいことがわかるのだろう。
どうしたら心から満たされるのだろう。
その糸口を探し続ける。
自分のことなのに、なんで本当にやりたいことがわからないんだろう?
その理由を解明し、本当にやりたいことを見つける方法を提案します。
1つのシンプルな解決方法です
理由とは!
やりたいことをやっていないわけではないと思います。日々、いろんなことにチャレンジして、やりたいことをやっていると思います。
ここでは、やりたいことの中でも、”本当に”やりたいことに絞って考えてみます。
本当にやりたいことがわからない!
本当にやりたいことが見つからない!
なぜ?
その理由はシンプルです。
・本当にやりたいことがわからないのは、本当の自分と出会えていないからです。
・本当の自分の思いを知る回路が閉ざされているからです。
・本当の自分の心の声を聞くことができないからです。
本当の自分から、本当にやりたいことの情報を受け取る回路が、まだ開かれていないんです。
他にも理由はあるでしょう。観る角度によって様々な理由が考えられます。
わたしは、この理由のみにフォーカスし、解決方法を提案したいと思います。
解決方法もシンプルです。
本当の自分とつながることで、本当にやりたいことが見えてくる、という解決方法です。
許可する
もしかすると、本当の自分とつながることを、許可していないのかもしれません。
本当の自分と出会うこと、本当の自分の思いを知ること、本当の自分の心の声を聞くこと、つまり本当の自分とつながることを封印しているのかもしれません。
許可していない、封印しているとしたら、今ここで解除してください。
「自分自身とつながることを許可する」と自分自身に宣言してください。
覚悟するということでもあります。覚悟するということはその先に進む扉を開ける、ということです。
覚えておいてください、すべてにおいて、覚悟なしには道は開かれません。
と言っても、急にはできないかもしれません。まだ覚悟できなくても大丈夫です。その方向に向かうと意識するだけでもいいです。
霧の中の迷子
イメージしてみてください。
今のあなたは霧の中にいます。まわりは真っ白でなにも見えません。霧の中で迷子になっている状態です。
霧が邪魔して本当にやりたいことが見えていません。
霧が邪魔して本当の自分の心の声が聞こえていません。
霧が邪魔して本当の自分とつながることができません。
解決するには霧を晴らすことだと考えてみてください。霧が晴れたら本当にやりたいことが見つかるということです。
霧の正体
では、霧とはなんでしょう?
霧といっても、お察しの通り比喩です。目に見える物質ではありません。
感情です。ネガティブな感情です。ネガティブな感情が霧の正体です。自分の中にあるネガティブな感情です。
霧はネガティブな感情で、その霧を消すのはポジティブな感情です。
つまり解決方法とは、自分の中にあるネガティブな感情をポジティブな感情に書き換え、霧を晴らすということです。
ネガティブな感情という霧が晴れると、本当の自分がはっきり見え、自分とつながることができ、本当にしたいことがわかるというカラクリです。
ネガティブな感情とは
・自分にできるわけがない。無理だ。自分には能力がない。どうせ上手くいくはずがない。自分を否定するネガティブな感情。
・この状況では無理。だって学校がある、仕事がある、家庭がある。だって親がいる、恋人がいる、夫や子どもがいる。だってお金がない、時間がない。状況や人のせいにする被害者意識のネガティブな感情。
・失敗するのが恐い。人にどう思われるか不安。責任を取りたくない。やる前にあきらめる。自己不信、あきらめ、依存というネガティブな感情。
・飽きる。熱が冷める。どうでもよくなる。面倒くさくなる。怠惰というネガティブな感情。
・一歩踏み出す勇気がない。傷つきたくない。やりたいことはないと自分を騙す。本当にやりたいことに気づきたくない。無関心というネガティブな感情。
などなど、ネガティブな感情を、何例か出してみました。
これらのネガティブな感情が霧となって、本当にしたいことが見えなくなっていると思ってみてください。
ネガティブな感情が強いほど、濃霧になっていきます。濃霧であればあるほど、濃霧を消すポジティブな感情の書き換えを多く必要とします。
霧を晴らしていくのは、自分しかできません。焦らず、根気よく、ネガティブな感情をポジティブな感情に書き換えていきます。
お天気と同じで、晴れれば晴れるほど、見晴らしが良くなります。
誕生秘話
どうしてネガティブな感情が自分の中にあるのか?軽く触れましょう。
わたし達は幼少の頃から20歳ぐらいまでに、同じようなネガティブな感情が出てくる体験を、何度も繰り返します。
何度も繰り返すので、そのネガティブな感情が出てくることが、癖になってしまいます。自分の生き方になってしまうんです。
例えば、親や学校、親戚、友達から「お前はなにをやっても駄目だ」と言われ続ける体験をした場合、自己否定のネガティブな感情を持ってしまいます。
なにかやるとき常に、自分はなにをやっても駄目なんだという意識が出てきて、本当に駄目な結果になってしまいます。
自分の意識が現実を創る、というこの世の仕組みがあるからです。
本当はできることでも、できないと思い込んでしまい、思った通りになってしまうんです。
ネガティブな感情は、本当の自分を封じ込めてしまいます。
かと言って、ネガティブな感情が悪いということではありません。
ネガティブな感情は、捉え方や活用の仕方によっては、わたし達をしあわせにしてくれます。しあわせになるために、必要不可欠な役割を担ってくれています。
あくまでも、捉え方や活用の仕方によって、です。
ネガティブな感情が悪いわけではないこと、ネガティブな感情がある自分を責める必要はないこと、ネガティブな感情にはしあわせにする役割があることを覚えておいてください。
常識・固定観念・集団意識
また、「お前は駄目だ」の駄目さを計る基準は、この世の常識、固定観念、集団意識からきています。
その視点から見た「お前は駄目だ」である、ということです。視点を変えたら、全然駄目ではないかもしれません。
その常識、固定観念、集団意識は、本当に正しいのでしょうか?正しかったものが、時代が変わると正しくないことになる、ことはよくあることです。
つまりわたし達は、この世の常識、固定観念、集団意識の枠の中で生きなければならなかったということです。
その枠の中で本当にしたいことができたでしょうか?
みんな本当にしたいことをしているでしょうか?
本当にしたいことをしたら怒られました。
本当の自分で生きることは許されませんでした。
ネガティブな感情をポジティブな感情に書き換えるということは、本当の自分とつながることであり、枠のない大空に飛び出し自由に生きることでもあります。
準備OK?
ネガティブな感情から、ポジティブな感情へ、意識を書き換える方法です。
今までは、ネガティブな感情が羅針盤でした。ネガティブな感情の霧の中で、本当の自分とつながっていない、自分を生きてきました。
ネガティブな感情からポジティブな感情へ、方向を転換です。今から、ポジティブな感情が羅針盤です。
実は、本当の自分とつながっていると、ポジティブな感情しか感じることができません。ネガティブな感情を感じることはできないんです。
本当の自分とつながり、ポジティブな人生を楽しむことが、生きる目的の1つです。しあわせになる為に生まれてきた、ということです。
ポジティブな感情とは、明るくて陽気だからポジティブだ、という表面的なものではありません。
本当の自分で生きているか?生きていないか?という、深いところからくる真のポジティブのことです。
「自分自身とつながることを許可する」と自分に宣言できましたか?
覚悟を決められましたか?
霧を消す方法
ネガティブな感情の霧を晴らす方法です。
わたしたちの心には、毎瞬毎瞬様々な感情が出てきます。今どんな感情が出てきているのか、常に自分の感情を観察する癖をつけます。
ネガティブな感情が出てきたら、ネガティブな感情の霧を晴らすチャンスです。
「このネガティブな感情はもういらない!手放す!選択しない!」という気持ちで、自分とネガティブな感情を切り離すイメージをします。ポイントは強く揺るぎなく、自分と切り離すイメージをすることです。
ネガティブな感情から自分を解放します。
イメージすることで、そのネガティブな感情はもう選択しない、いらない、という意識になります。
自分の意識が現実を創っているので、ネガティブを選択しないと意識することで、そのネガティブな感情を感じる現実がなくなるというカラクリです。
これを「解放」とします。
解放したら、必ずセットでやって欲しいことがあります。
解放した後、自分が心から望むことをイメージしたり、ポジティブな感情を感じてください。すでに叶っている場面をイメージをすることがポイントです。
これを「意図」とします。
ネガティブな感情が出てくるたびに「解放と意図」をやると、霧がどんどんクリアになっていきます。
ネガティブな感情の霧が晴れていくと、やりたいことがおぼろげに見え始め、やがてはっきりと見えてきます。
これは実際にやってみると、ああ本当だ、と実感します。
霧が晴れてくると、自然と本当にやりたいことがわかってきます。本当にやりたいことがわからないと言っていた自分が嘘のように感じます。
さいごに
ネガティブな感情が霧になって、自分のやりたいことを見えなくしていました。
解放と意図で霧をクリアにしていくと、本当にやりたいことは向こうからやってきます。
本当にやりたいことがわからない!その理由と解決方法は実にシンプルです。
また、ネガティブな感情が、しあわせに導いてくれることを知りました。
生きているということは、なんと可能性に満ちているでしょう。
本当にやりたいことを見つけるまでのプロセスは、ネガティブな体験もします。
ネガティブな体験はきついですが、その1つ1つに意味があり、必然であり最善です。
本当にやりたいことを見つけるプロセスを存分に楽しんでください。