忙しい毎日を送られている方にとっては、ゆったりとした暮らしは理想かもしれません。
よりスピーディでせっかちな世の中にほとほと疲れて田舎暮らしに憧れを抱くかもしれませんね。
そうは言ってもなかなか現状は変えられないように思えます。疲れたり落ち込んだりしたときに、身近なところでリラックスするいい方法があるでしょうか?
*もし、今の状況にふりまわされていたとしたら
まず自分を取り戻すことが先決です。ある程度の時間を確保できたら理想ですが、そんな余裕もない時は、「今」という瞬間に意識を集中してみてください。外側で起きていることに振り回されるのではなく、自分のこころの奥にある静寂を見つけてみましょう。
「今」にいるためには、頭で考えず感覚に意識をもっていってみると掴みやすいかもしれません。今触れているもの、聞こえること、見えること、香るものに集中します。現在ー過去ー未来という時系列でいう今ではない「空間」を見出せますか。
忙しいって、頭で考えたことに囚われているんです。その「空間」を見つけることでそこから離れて見ることができます。
*季節を意識してみる
人間も自然の一部といいます。季節の移り変わりを意識してみるのはどうでしょうか。身体は、季節に応じて変化します。例えば春になると冬にエネルギーをとどめておくために閉じていた骨盤が緩んできます。
その変化を感じられるほど普段は身体を意識しないかもしれません。本来、日本人は季節の移り変わりに繊細な感性をもっていると言われています。現代の流れでそうした感性がにぶってるかもしれませんが、意識することでその感性が蘇ってきます。感性を呼び覚ますと、自分も取り戻せます。
暦には、二十四節気や七十二候がありますので目につくところに掛けておくことで、忙しさに流されずふと今の季節を感じる機会を設けられますね。
季節を通して自然と調和することで、アンバランスだった心や身体が元気になります。自然といえば、陰陽五行の五行にあるように木、火、土、金、水というエレメントが思い起こされます。
これをヒントに木にふれたりアロマオイルなど植物の力を借りたり、キャンドルをともしたりお香を焚いたり(火)、ガーデニングや家庭菜園(土)を楽しんだり、チタンやホログラムにみられるようにそれぞれの効果に応じた金属を身につけてみたり(金は太陽のエネルギーがあるそうす)、水辺て静かに佇んでみたり、海に入るのも浄化になるようです。
自分は土の性質だから、相生で火のエレメントのなにかしらをしてみようと考えるのもいいですし、五行の知識はないけれど、なんとなく水が気になるといった「感」にしたがうのもいいですね。
オススメなのは、知識を入れた後に感で決めることです。自分の中のなんとなくを頼りにすると状況がいい方に変化していくので自己信頼につながります。自分を取り戻すのにうってつけです。
*自分にあったリラックス方法を前もって知っておく
誰にでも不調な時はあるものです。不調になったときは、物事をバランス良くとらえたり考えたりしずらいですよね。なので元気なときに不調なときや落ち込んだときの対策を練っておくことは役に立ちます。上にあげた方法も一つですが、他にもあるかな。
1.呼吸に意識をもっていく
腹式呼吸をするとリラックスするとは良く言いますね。でも、苦しいときに腹式呼吸を無理にしようとすると却ってますます苦しくなることがあります。
今の自然な呼吸を、あ~、呼吸してるな~と眺めるようにするのもいいです。呼吸浅いなぁって認識することで自然に身体が深く息をするよう整ったりします。
2.とことん落ち込んで見る
落ち込んだ自分に、そんなんじゃダメだ!と檄を飛ばすことはあるかもしれませんが、逆効果になることもあります。むしろ積極的に落ち込んだ自分を受け入れ、そうしたいだけそうさせるのも手です。
これは、決して自己憐憫を意味してるわけではないです。落ち込んだ自分を受け入れることでホッとしてそれだけで元気がもどってきたり、陰極まって振り子のごとく、陽に転じたりもします。
3.人と触れ合う
落ち込んでいるときは人に会いたくないものですが、自分の中にこもるより思い切って人に会ったり、LINEなどでもコミュニケーションを交わすことで元気になるかもしれません。
4.過去の立ち直ったときのことを思い起こす。
調子が悪いときはネガティブに入り込んで自分の成功をすっかり忘れてしまいます。落ち込んだときなどに読み返せるようにノートに書いとくといいですね。
行き詰まったときは、初心を思い出しても力が蘇ってくるかもしれません。
5.リラクゼーションサロンなどに行ってみる
つい、身体のことは後回しになりがちです。セラピストに触れてもらうことで、癒されるだけでなくいろいろと気づきがもたらされることがあります。身体にトラウマなどの記憶が残っているので、解放する助けになったりするんです。
ただですね、セラピストとの相性など当たり外れがあるので、口コミや友人に紹介してもらうなどするといいかもしれません。冒険しても楽しいですけどね。
目の前に現れた人は、鏡ともいいますから外れと思ったとしても、なにかしら気づかせてくれるでしょう。
殺気立って急いで急いででは、お互い心を病ませますが、リラックスした集中は静かで心地よくパフォーマンスも上がるので是非心がけたいですね。