その劣等感、まだ持ち続けますか?
劣等感という感情は意外にもほとんどの人が持ち合わせているもののようです。そう「まさかあんなに自信ありそうなあの人まで?」と疑いたくなるような人でさえ、付き合って何度か話をしていくうちに劣等感という言葉を出されることがあります。
そして、もしかしたらあなたにも?
その劣等感を解放したら、どんな世界が待っているのか一緒に紐解いていきつつ、劣等感を解放した後の世界をぜひ体験していただきたいのです。
※ 表の劣等感と裏の劣等感
一言で劣等感といってもその種類や影響力は様々で、いろいろな形で表れてくるようです。
例えば、表面的に「私ってやっぱりダメ。」「あの人のようにはとてもできない」「どうせ、無理だし……」「子供の頃から苦手だったし……」「やっぱり、私には無理なのよ。」
こんな様々な言葉で私たちの心に潜む劣等感は日々囁き続けます。そして、最後はため息と失望感に変わるのです。「あああ~」これはとてもよくわかる劣等感ですね。
でも、それだけではありません。私たちはその劣等感を利用して、劣等感を言い訳にして自分を守ってしまうこともあるのです。
※ 自分を守る劣等感
「私には無理だから、もう諦めよう!どうせ私には無理なことなのだから。」といったふうに劣等感を大義名分にして言い訳をしてしまう。劣等感という名のもとに自分に言い訳をして狭い意識に閉じ込めたり、諦めたりしてしまう。
そう劣等感を自分への言い訳として利用している場合が往々にしてあります。
劣等感を盾に自分を守ってしまうと、劣等感を盾にチャレンジすることを諦めてしまうことも起こりえます。
その挙句、あなたの人生のチャレンジはそこで止まってしまうのです。「あああ、やっぱり私って駄目なんだ。あの人のようにはできない。」と結局はため息になってしまうのです。
過去の自分を振り返ってみてください。諦めてしまったこと。諦め癖の付いてしまったこと。それはあなたに前に進むことを諦めさせてしまった劣等感のせいなのです。
※ 劣等感と世間の評価
劣等感はあなたが思うほど、世の中の常識や他人の評価とは一致しないようです。つまり人の評価や、世間的な基準というのはあなたが勝手にそこに焦点を当てて、劣等感を駆使して、物事を諦めたり落ち込んでいるにすぎないということを知ってほしいのです。
人と比べたり人から何かを言われた時に感じる劣等感は、あたかも世間一般の価値観やその人のせいのように思えるのですが、それはあなたの劣等感をあぶりだす出来事にすぎないのです。
世の中にはあなたの劣等感をあぶりだす条件は数えきれないほどありますね。例えば、学歴、職歴、容姿、生まれた環境、性格などなど。何かに対して比較が始まると、劣等感は必ずついてくるようです。
でもでも、それに浸っている場合ではありません。劣等感に浸るのは、自分をぬるま湯につからせているようなもの。そこから出たらもっと寒くなる。そんな風に思っていないでしょうか?
※ あきらめの言い訳
もしかしたら、劣等感を人生のあきらめの材料に使っているのかもしれません。そういう場合が往々にしてあるものです。「どうせ……」「やっぱり無理。」こういった言葉で自分をなだめ、あきらめの言い訳材料に使うというやり方は絶対にお勧めしません。
それよりも、劣等感を前向きの気持ちにさせるエネルギーに使うというのはどうでしょう。
例えば、こんなふうに使います。
「やっぱり私って駄目」→「でもちょっと頑張ってチャレンジしてみようかな?」→「できるかも」……こういった流れになると、劣等感は思いのほか有効なエネルギーになる可能性があるようです。
成功者の中には、「あの悔しい思いがあったから。」「あの情けない自分を何とかしたかったから。」という方が多くいらっしゃいます。もしかしたらあなたの持つ劣等感にこそあなたの能力が潜んでいるのかもしれません。
※ 劣等感の中に潜むあなたの能力
この社会の中で、劣等感を感じるアイテムは無数にあります。そんな中であなたが感じた劣等感は、もしかしたらあなたの心をノックするもの。ある意味あなたにとってとても重要なアイテムなのかもしれません。劣等感はそこにあなたの意識を向けさせるセンサーなのかもしれません。
そこに意識を持っていくことでチャレンジする気持ちが沸き、それがあなたのライフワークにつながる可能性があるのかもしれません。
劣等感が意外にもあなたの言い訳を許し、あなたを劣等感というぬるま湯につからせることで、あなたを自由から遠ざけている可能性が大いにあります。逆にそれがまた、あなたを鼓舞させるエネルギーにもなる可能性もあるようです。
不要な劣等感は、もうそれは「要らない!」って思いっきり解放してください。そしてそのエネルギーをあなたの前向きな気持ちにチャージしてください。
劣等感のエネルギーを前向きなものに変えて大切に扱うことで、必ずあなたの新しい人生の道を開く材料となるはずです。
もしくは、あなたの持つ劣等感と上手に付き合ってください。それがあなたのプラスのエネルギー元となすはずです。
あなたの持つ劣等感を上手に使うことで、あなたの人生は思いがけない方向に展開し、もっと輝きと自由をあなたにもたらしてくれることでしょう。