自分のことほどよく分かっていると思うこともあれば、思わぬ時に「え?これって自分だけの常識だったの?」とその思い込みの激しさに自分自身で衝撃を受ける時があります。
人それぞれの考え方の違いがあるのは承知しているつもりでも、つい自分の考えに固執してしまい、それがもとで他人と摩擦が生まれてしまうことになるのは避けたいものです。
また逆に、もし周りにそんな思い込みの激しいタイプの人がいたらその人の言動に振り回されてしまうこともストレスになってしまいますよね。
自分という存在は知っているようで他人から見た自分の姿は分からないもの。せめて柔軟な考え方で毎日を送りたいなと思っています。
「人の振り見て我が振り直せ」の言葉を思い出しながら、時には自分を振り返り見つめ直すことの必要性を実感したので自分のことも振り返りつつ一緒に考えていきたいと思います。
1.うまくいかない時の考えを見つめてみましょう
悩みごとは誰でも持っています。そうじゃないという人はいないでしょう。その悩みごとを考えている時の時間が長いほど、「なんで自分だけがこんなに不幸なんだろう?」って考えてしまいがちではないでしょうか。
おまけにそれを他人のせいにしてみたり、自分が正しいと思ってしまったとするならば、ちょっとだけ待ってみてください。自分の心の内側と周りを見渡す余裕も必要かと思います。
誰でも「こういう時はこうなるはず」という今までの経験からくる考え方は持っているでしょう。でも、それってその人にとっての今までの経験値なだけなのですよね。
その時の自分の考え方をもう一度見つめ直してみてはどうでしょう。自分の考え方の癖というものは案外知っているようで客観的に観察することはしないものです。
そこに光を当てるように考え方そのものだけを見つめてみてください。良い悪いの判断はここでは無しにして、自分の考え方ってこういう風になっているんだな。と、それだけでもOKです。
それを見つめてみて何か感じたことがあったら頭にとどめておいてください。私はそれだけだとすぐに忘れてしまうのでメモをするようにできるだけしていますので、こちらもお勧めする方法の1つです。
何か感じたことというのは、この場合でいうとほとんどが違和感を伴った感覚が多いと思います。なので、うまくいかない時というのは新たな展開を迎えた時でもあるわけなのです。
それって今まで見たくなかったことだとは思いますが、この際なので思い切って歓迎してみませんか?
☆自分のために起こってくれた新たなチャンス!
そう考えたら、違う側面が見えてくると思うのです。違う側面が見えてきたらそれだけでも違う世界を見せてもらえる恩恵が与えられていると考えたら素敵だと思いませんか?
1つの方向だけでしか見えなかったことが、新たな局面を持って見えてくるというのはかなり新鮮なことだと思います。この時、もし自分に率直な意見を言ってくれる誰かがいるならば、是非その考え方を相談してみてください。
きっと自分だけでは見えてこないものがきっと見つかるはずです。
2.思い込みに固執してしまうことから離れるコツ
たいていの場合、思い込みが激しいと自覚している人というのは案外ネガティブ思考の方が多い傾向にあるようです。
実を言ったら私もその1人でした(^-^;)何かがあったらまず真っ先に思い浮かべるのはネガティブな事が多かったのです。
ネガティブなことが起こってさえいないのに、勝手に自動操縦のように考えだけがそちらへ動き出すのですから本当に思考の習慣というのは恐ろしいですよね。
もう癖になっていて治せるはずなんてない!
そう瞬時に思った過去の私。これがすでにネガティブ思考ですから!って今は笑って言えますけれど、ここまでに至るまでにはかなり時間がかかりました。
でも、時間がかかるか、かからないかはその人次第だと今は自信を持って思えます。
なぜか?
それは、今では普通に語られていますが自分の内側が外側の世界を作り上げているからだという事に氣づいたからです。氣づくという力は本当に凄いことだと思います。氣づかなければ惰性のままに行くだけですから。
でもその氣づきをネガティブだと感じ、そこに嫌な感情を覚えたとしましょう。嫌な感情のままでいることを選択したくないと思ったらそれを良い感情の方へ選択して行動すればいいだけなのです。
まずは自分にとって良い感情を選び、考えをする(思考する)ことから始めてみて、自分と自分の大切な人や周囲の人が笑顔でいられるような状態であることを選択するだけでだんだんと変化していきます。
いえ、今は変化の速度もスピードアップしていると感じているのであっという間にそちらへシフトする事でしょう。
簡単に言うなという人もおられるかもしれませんが、実は自分の中のことこそ変えるのに1番簡単なことはありません。そう思えばいいだけですからね。思考は現実化するのですから。
3.さいごに
すべては自分次第だということだけは確実なことなのです。選択する自由は自分にあります。
自分の責任と思うと重い感じもするかもしれませんが、自分の世界を自分で創れる自由という感覚でいけば「思い込みが激しい」状態は軽くなっていくはずです。
自分が楽しいと思える世界を創るために思い込みの激しさを逆手に取ってしまうという方法だってあります。
どちらを選択するかはあなた次第です☆