あなたの体験している現実は意識でできているといわれています。意識つまりその元になるのが言葉ですね。
ちょっと意外だと思われるかもしれませんが、あなたのお金に対する意識もまたあなたの今の経済状態と合っているということになります。意識が現実を引き寄せているという観点から、お金の意識について考えていきたいと思います。
お金に対する思い込みを根本から変えることで、あなたが望む豊かさを是非現実のものにしてください。
*お金はあればあるほど幸せで豊か?
という考えを持つ方もいらっしゃるでしょうし、お金は日々の暮らしに不足がなければそれで十分だ。と思っている方もいるでしょう。
お金に対しての執着が強いと守銭奴という言葉が出てきたり、お金に汚いといった表現もありますね。
さて、そのお金とお金に対する意識と豊かさ感じられることとどういった関係があるのでしょう。
豊=お金
とはちょっと違うと思うのです。
もちろん明日の食事にも困るといった状況が豊かだとは言えませんが、
何をもって私たちは豊かだと宣言できるのでしょう。
豊かさがお金だけに牛耳られているにちょっと違和感を覚えている私です。
*お金がいつもない人の意識
お金の使い方が悪いのか、なぜかお金がいつも無い。気がつくと無駄遣いをしている。一生懸命働いても収入が少ない。どうしてもお金が貯まらない。などなど、お金にまつわる悩みを抱えている方は結構多いですね。
「次の給料日までこれだけしかない。どうしよう。」
「お金が減るから使えない。」
「あれも欲しい、これも欲しい。でも実際はこれだけしか買えない。」
「ああ、またお金を借りてしまった。」
このようにお金の悩みのある方は、結局は今まで何度も同じようなことを繰り返しているのではないかと思います。お金の使い方やお金への意識をちょっと違った角度から検証していただき、より豊かな気持ちであなたとお金との良い関係を築いていきませんか?
お金の心配が尽きないあなたのマネーライフを4つのチェックポイントで変えられます!
お金の悩みから解放され、本当の豊かさを手に入れる人生にシフトしちゃいましょう!!
*「お金が無い」が口癖になっていたら注意
お金が無いというのはご存知のとおり収入と支出のバランスが取れていないという状況ですね。
でも実際の収入はそれほど違わないのに「お金が無い」といつも言っている人もいれば、わりと平然と豊かそうにしている人もいます。
この違いをイメージしてみると、お金が急な坂を転げるように無くなってしまう人とゆっくり緩やかに回っていく人。そんなふうに見えます。
お金が急な坂を転がるのは自分が調達できるお金より欲しい欲求が強い人。欲しいものはすぐに自分のものにしたくなるタイプです。一方、お金がゆっくり回る人はあれもこれも自分のものにしたいという欲求よりお金を大切にしたいという気持ちが強いタイプです。
「お金が無い」が口癖になっている人は欲しいものをすぐに買ってしまったりお金があれば使ってしまうという傾向が強いので、お金を使うときには今まで以上に吟味するほうが良さそうです。そして最も大事なことは「お金がない」という言葉を口にしないこと。あなたの意識に居座っている「お金がない」という言葉を外すことです。
* 生かされないで眠っているものはいくら?
たとえば、主婦の観点からキッチンを眺めて見ると、以前は粉類といえば小麦粉と片栗粉があれば充分でした。
ところが今は、薄力粉、強力粉、てんぷら粉、お好み焼き粉、ホットケーキミックス、片栗粉、ベーキングパウダー、など数えきれないほどあります。
洗剤にいたっては、台所用洗剤、洗濯洗剤、毛糸洗い、靴用洗剤、トイレ用洗剤、ガラス用洗剤、床用洗剤、それ以外にもまだまだありそうです。
つまり私達の暮らしの必需品がどんどん細分化され複雑になればなるほど種類が増えていき、その分ストックしなければならないのです。そして、使い切らずに残ってしまうものの多いこと。
これを死蔵品と呼ぶそうです。一軒の家で10種類の死蔵品がそれぞれ2割づつ残っているとしたらいくらになるでしょう?
その死蔵品の金額を一軒に付きおよそ500円として現在の日本の世帯数約5340万世帯で計算すると、その金額はなんと約267億円にもなります。今さらながらすごい金額に驚かされます。
その上賞味期限切れのために使い切れずに捨ててしまうものも加えると膨大な金額になります。
物事の細分化は医学にいたっても同じことが言えるのではないかと思います。病名が細分化されてどんどん増えていきそれに対処する薬が同じように増えていきます。最近医者で処方してもらって余った薬について話題になっていましたが、これが社会保険を大いに圧迫しているという事でした。
30年前頃に比べると今のほうが確実に収入が多いはずなのにお金に対する不安は大きくなるばかりです。それは物事が細分化されていることと無関係ではなさそうです。
いつも引越すたびに思うことがあります。前回の引越しから20年近く経っているのに一度も使わなかったモノ、見ることさえなかったモノが出てきます。そこで必要の無いモノは処分するのですがやがてまたモノが増え続けるのです。これらはもちろんお金を払って手にしたモノです。
親友の一言が思い出されます。「私が管理できるモノの量って、いったいどのくらいなのかしら?」今本当に必要なものを整理する事でお金に対する意識が違ってくるかもしれません。
*それ 本当に必要ですか?
今あなたがお金を出して買おうとしているそれらは本当にあなたにとって必要なのでしょうか?
本当はそれほど必要がないのにあれもこれもと買って家に眠っている物がたくさんあるはずです。お金を出して物を買う前にそれが本当に必要なのかどうか、もう一度自問自答してみてください。
あるいはお金が減るのが嫌で本当に欲しい物を我慢して値段の安い物で妥協していないかどうかも、自分に問いかけてみてください。これはとても大事な事だと思います。
財布からお金を出す前に自分軸を今一度立て直し自分の心に問いかけてみてください。「それは本当に必要なのか?」「本当に欲しい物なのか?」
物を買うという快楽、あるいはお金を使うという爽快感に心を踊らされているだけではありませんか?
*お金への思い込みチェック!
あなたの心の中に「高価なものほど価値がある。」とか、「お金で全ては解決できる。」とか、「お金こそが幸せの条件だ。」という思い込みはありませんか?
これらの思い込みは必要以上にお金を使ってしまう原因になりかねません。お金に価値観の主導権を握られているのです。
この意識も他の価値観と同じように、子どもの頃の経験や環境によって育つことが大きいようです。お金に対する意識も人間関係や仕事に対する意識もその意識こそがあなたの人生を牛耳っている。
そして、ここに大きな人生のテーマがあると思います。
あなたの人生の主人公は決してお金ではありません。お金に振り回されてしまうのではなくあなたの意志でお金を使ってください。お金を崇拝したりお金を邪険にしたりしないで、あなたとお金の関係を対等なものにしてください。
お金に振り回される人生からお金を楽しく使える自分になるために、自分にあるお金に対する思い込みを今一度チェックされてはいかがでしょう。
誰もがご存知のように、そもそもお金は物を交換するのに便利なツールとして考え出されました。物々交換では何かと不便だったからです。
ところがそれらを自分の元へ集めたいという欲求が出てきてそのお金を使って支配するという、これまた人間のエゴによってお金にずいぶん感情が引っ張られてしまう時代になってしまったのです。
*最後に
私達がこの社会で生きている体験には素晴らしいことがたくさんあるはずです。生きていて意味のある感動や喜び、わかりあう気持ちや愛する気持ちです。それらに貴重な体験をお金から来る不安や恐れに支配されてしまったら、生きるということを十分楽しめなくなるのではないかと私は思っています。
でも、お金に支配されるとしても決してお金のせいではありません。
お金は良いものでも悪いものでもなくあくまでも中立なのです。それを使うわたしたちの意識のあり方だと思うのです。
その意識のあり方によってお金があなたにもたらしてくれる幸せは計り知れないものがあると思います。
この意識のあり方を学ばせてくれたのがハイゼミの学びでした。このようにハイゼミの学びは私たちの暮らしのあらゆる分野に関連してるのです。
ここで今一度、お金に対する自分の気持ちを立て直しお金に左右されない自分軸を立ててください。あなたにとってお金があなたの幸せへの大きな手助けとなりますように心から願っています。