悲しい出来事、仕事の失敗、恋人や友人とのすれ違い、成績不振などで、ふっと気持ちが落ち込んでしまうことは、誰にでもあります。
落ち込むこと自体は、決して悪いことではありません。物事に正面から向き合っているからこそ、上手く行かなかったときには落ち込んでしまいます。
真剣だからこそ、時には自分でコントロールできなくなることもあります。それは分かっていても、すぐに気持ちを切り替えるのは難しいものです。そんな時、あなたはどのようにして立て直していますか?
考えるのをやめる
落ち込んだ時点からしばらく経って、落ち込んだきっかけは何だったかを思い返してみると、昔のことが思い浮んだとか、誰かの言葉に反応して気が重くなったとか、なぜ落ち込んだのか見当がつかないこともあります。
これを分析してみると、複数の要因が重なり合って、落ち込んでいる状況を創り出しているのが分かります。その中でも、多く含まれている原因に、未処理になっている感情があるのです。
未処理になっている感情とは、感じないように、思い出さないように、自分自身で無意識に抑圧してきた感情のことです。今ではすっかり忘れているのですから、思い出せないのも当然ですね。
未処理の感情は、なぜ抑圧されたと思いますか?
あまりにも辛すぎる出来事があると、何も感じないように防衛機能が働きます。そして、もう思い出さないように、心の奥深くに保管され、保管したことさえも忘れてしまいます。忘れていても、癒されていない心の痛みは残っています。それがある日、何かのきっかけで浮上してきて、訳もなく気持ちが落ち込んだりするのです。
その時の痛みは、保管されたのであって無くなったわけではないのです。つまり、抑圧された感情は、癒され解放されるまで残っています。それが、出かけた先の雰囲気や誰かのしぐさ、表情、声や言葉、或いは香りや味など、思考を飛び越えて五感を刺激されると、思い出されるのです。
その痛みの元が古い感情の場合、思い出せないことも少なくありません。そのような場合、どのような痛みの元があるのかと考え始めると、気分は益々重くなってしまいます。その理由は、思考で感情を処理するのが、とても難しいことだからなのです。
さらに、重く落ち込んだときの考えはとてもネガティブで、マイナス方向への力が想像以上に強く出ています。そうすると、考えれば考えるほど気分は落ち込んでいき、失敗したことや問題がとてつもなく大きいような気がしてきて、必要以上に自分を責め続けてしまうことにもなりかねません。
ですから、気分が落ち込んだ時には、考えるのをやめましょう。
これは、その場しのぎのように感じられるかもしれませんが、暗い気分のまま次の行動を決めても、その選択肢が、更に状況を悪化させる場合も少なくないからです。ですから、何よりも先に、ご自身の気持ちを安定した状態に戻すことが大切です。
落ち込んだ時の対処法
考えるのをやめるために、お薦めの対処法をご紹介しましょう。
1、好きなことをする
気分が落ち込んでると気づいた時には、あれこれと思考を働かせないことです。無理をせずに休みを取る時だと捉えてみましょう。
休むというのは、好きなことをして心の休息を取ることです。ドライブでも、ショッピングでも、ペットと遊ぶのでも、何でもかまいません。落ち込んでいる状態に意識を向けずに、思い切り好きなことをして、心の状態を整えましょう。
ずっと考え続けて苦しい思いを引きずるよりも、少しでも苦しみを和らげる方法を試してみるほうが、楽になる可能性は高いのです。急がず力まず、好きなことを楽しんで、心の自由を引き出していきましょう。
2、客観的に見る
気持ちが落ち込んでしまった自分を、客観的に見てみましょう。そのために、今の気持ちを言葉にして、声に出して言ってみましょう。
そうすることで、今、どのような感情に支配されているのか確認できます。
自分を劇中の出演者として見ている演出家になって、客観的な観察者になることで、状況を冷静に理解することができます。
3、自分の味方と過ごす
気持ちが落ち込んでいる時は、精神的に弱っています。家族、親しい友人、恋人など、全面的にあなたの味方になってくれる人と過ごしましょう。
会うのが難しいのなら、電話で話したりメールをするなどして、あなたの状態を聞いてもらいましょう。あなたを大切にしてくれる人、いつでも応援してくれる人がいると心強いものです。
4、違う空間へ移動する
毎日、職場と自宅の往復ばかりだと、なかなか気持ちが切り替えられません。そのような場合には、思い切って出かけてみましょう。
日常とは違う空間へ移動することで、意識がそちらに向き、落ち込んだ気持ちから離れていきます。近くの日帰り温泉に出かける、海や山など自然を感じられる所で過ごす、古民家風のレストランで食事をするなどしてみましょう。
通勤では乗らない電車やバスに揺られ、非日常的な景色を目にするうちに、自然と気持ちが上向いていくでしょう。
5、のんびり過ごす
気持ちを前向きにしようとすることは良いことです。けれど、モヤモヤを感じているのに、無理に明るく振る舞っても、更に疲れてしまうこともあります。
誰にでも、気持ちの浮き沈みはあるものです。落ち込んだ時には、頑張りすぎずに、暫くはのんびりと過ごしてみるのも良いでしょう。お部屋でのんびりする、読みたかった小説を読む、感動するような映画を観るなど、あえて気持ちにフォーカスせずに、自然に過ごしてみましょう。
6、必要なことだと考える
落ち込むことは、誰にでもあります。あなたが人として劣っているのではありません。人が精神的に成長する過程において、気持ちが上がったり下がったりすることは必要なのです。
落ち込んでいる時には信じられないかもしれませんが、今は丁度そんな時期を迎えているのだと、受け容れてみましょう。そして、いつまでも落ち込んだ状態は続かないのだと考えてみましょう。
7、原因を追求しない
落ち込んでる時には、原因をあれこれと考えてしまいがちです。考えたくなったら、5分間だけと決めます。そして、5分考えても何も思い浮かばなかったら、解決策が出てこなかったら考えるのをやめましょう。ずっと考えていると、混乱してしまうこともありますし、更に悪い方に向いてしまう場合もあるのです。
答えが準備されていなければ、いくら探しても見つかりません。そのようなときは、考えるのを止めましょう。そうすれば無駄に思考して消耗せず、落ち込んだ状態から早く抜け出すことができるでしょう。
落ち込んだ気分を大事にすると、思いがけないあなたの気持ちに気づくかもしれません。落ち込んだ時は、新しい自分と出会うチャンスです。
意識的に、今までと違う言動をすることで、状況を改善し、問題を未然に防ぎ、新しい可能性を見出すことができるのです。それは、人への対応の仕方を少し変えるだけの、ほんの小さなことかもしれません。けれど、それが友人関係、恋愛、仕事に影響し、大きく人生を変えていくきっかけになります。
落ち込んだ時は、あなたの新しい才能と出会う時期だという、無意識からのサインです。是非、この気持ちを大事にして、楽しく豊かな毎日を過ごしてくださいね。
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