「この世は二元性で成り立っているので反対意見があって当然だ」
と、ある日、悟ったように思いました。
憑き物が落ちたように、自由になった気がしました。
それまでは、反対意見を恐れていました。
自分が否定されることが恐かったんです。
でも「この世は二元性」と腑に落ちたとき、意識がひっくり返りました。
わたしを否定する人もいれば、受け入れてくれる人もいる。
わたしを嫌う人もいれば、好きになってくれる人もいる。
だって、二元性だから。
否定されることや嫌われることに苦しむことがバカらしくなりました。
自分が自分を認め、自分が自分を愛すればいいじゃないか。
二元性に苦しみ、二元性に助けられました。
二元性に抵抗するのをやめよう!
二元性を有効活用し人生を楽しもう!と決めました。
二元性の中で生きている
昼と夜、男と女、善と悪、幸せと不幸せ、光と闇、生と死、ネガティブとポジティブのように、1つのものに、相反する2つの意味があるのが二元性です。
コインの裏表です。
1つの物なのに、こっちは裏こっちは表と、2つの真逆の意味を持っています。
二元性の意味はすぐに理解できると思います。
しかし、二元性を有効に活用していますか?と問われたらどうでしょう。
この世のすべては二元性で成り立っていて、わたし達は常にどっちか1つを選択しています。
そして、選択したものが、未来を決めます。
二元性という絶対的な仕組みの中で生きているのだから、有効活用しないともったいない!
二元性の仕組みを知り、実生活で活用できるようになると、人生を自分の望むようにコントロールすることができます。
二元性の仕組みを知る
物事にはすべて二元性があり、わたし達は常に、裏か表のどちらか一方を選択しています。
2つを同時に選択することはできません。
「コントロール」というワードが出てきたので、コントロールを例に、二元性を考えてみます。
コントロールの二元性はなんだと思いますか?
依存です。
コントロールと依存。
コントロールする側(コントロール)と、コントロールされる側(依存)です。
依存させる側(コントロール)と、依存する側(依存)です。
コントロールと依存の、真逆の二元性。
しかし、実はコントロールと依存は、真逆ではなく同じです。
どうして同じなのか?というと、こういう仕組みです。
コントロールしている人は、コントロールすることで、依存する人に依存しています。
依存している人は、依存することで、コントロールする人をコントロールしています。
つまり、コントロールする人は依存する人で、依存する人はコントロールする人なんです。
誰もが、真逆、と思うでしょう。
でも本当は、同じエネルギーです。
二元性って、知れば知るほど、興味深く面白いです。
自分軸と外軸
さらに、二元性の片方、コントロールだけに焦点を当ててみます。
「人生を自分の望むようにコントロールすることができます」と書きました。
コントロールって、悪いイメージがありませんか?
しかし、この場合は、いい意味でのコントロールです。
コントロールにも、いいコントロールと悪いコントロールの、2つの真逆の意味があります。
他人にコントロールされるのか?自分が自分をコントロールするのか?で、いい悪いを判断しています。
一般的には、他人にコントロールされる方が、悪いコントロールでしょう。
他人の価値観で選択して生きることを「外軸」で生きると言います。
自分の心に従って選択し生きることを「自分軸」で生きると言います。
わたし達は、この2つの中から、常にどちらか1つを選んでいます。
やはり、すべての物事において、外軸か自分軸のどちらかを選択をしています。
おさらい
ポジティブとネガティブにの二元性で、おさらいをしてみます。
わたし達は、常に、ネガティブかポジティブか選んでいます。
では、片方の、ネガティブだけに焦点を当ててみます。
ネガティブは悪いものというイメージが強いです。
しかしネガティブは、ネガティブになったことで、自分を見直し自分を変えることができます。
つまり、人生をプラスに変えることができ、いいネガティブになります。
ネガティブのままにしていたら、ずっとネガティブなので、悪いネガティブです。
ポジティブは、優劣の優になったり、傲慢になりやすいです。
そうすると、悪いポジティブになります。
ネガティブな出来事を他人のせいにするのは、人の価値観で生きている、外軸なります。
その場合、他人が人生が決めるので、自分の望む人生は創れません。
ネガティブの原因は自分が創った視点に立てば、自分の心に従って生きている、自分軸になります。
その場合、自分で自分の望む人生を創ることができます
具体的にどうするか?
二元性の具体的な有効活用の方法は?
例えば、塩は取り過ぎるなという考え方もあれば、塩は取りたいだけとっていいという考え方があります。
死活問題にも関わらず、2つの真逆の考え方があるのが、二元性の仕組みだとわかります。
しかし以前は、二元性に翻弄され、振り回されていました。
今度は、二元性をコントロールする番です。
有効活用の方法は、2つあります。
①意識的にポジティブを選択する
二元性なので、毎瞬毎瞬、2つの内どちらかを選択している。
究極には、ポジティブかネガティブのどちらをを選択している。
ほとんど無意識で選択している。
無意識で選択するときは、ネガティブを選択する。
なので、できる限り、意識的にいる。
選択するものが未来を決めるので、ポジティブを選択する。
②ネガティブになっても大丈夫!
困った事が起きたら、不安や恐怖にとどまらない。
二元性なので、どんな物事にも、必ずポジティブな面がある。
ネガティブ真っ只中にいても、ポジティブな面に焦点を当てる。
このネガティブな出来事の、ポジティブな面はな何か?探し出す。
見つかったら、そのポジティブな面を選択し直す。
①②ともポジティブに焦点を当てるのが共通
ポジティブを選択すると、ポジティブな未来になる。
ネガティブを選択したら、ネガティブな未来になる。
ネガティブを選択してしまったら、すぐポジティブに選択し直せばいい。
いい方の面を選んで、どんな状況のときにも幸せになれるということです。
これが、二元性の活用術です。
いい悪いはない
実は、この世には、いい悪いはありません。
二元性に、元来、いい悪いはありません。
ただ、その人の価値判断で、いい悪いを決めているだけです。
Aさんにとってはいいものでも、Bさんにとって悪いもの、とはよくあることです。
ならば迷わず、自分にとっていい方を選んで、幸せになればいい。
自分の選んだことが引き寄せられ、現実になります。
人生とは実にシンプルです。
ただ、無意識に選んでしまっているので、自分で選んでいるという自覚がないだけです。
無意識に選ぶと、悪い方を選んでしまう習性が、わたしたちにはあるんです。
意識的に生きることで、自分の人生を自分でコントロールできます。
(いい悪いはないと言いながら、文中で、「いい悪い」という表現を使っています。
矛盾しているようですが、言いたい内容が伝わるように使っていることをご理解ください)
さいごに
なぜ、この地球は、二元性の法則で成り立っているのでしょう。
二元性を統合することが、1つの生きる目的だからです。
二元性の意識は分離意識です。
分離意識を、1つに統合(ワンネス)します。
といっても、二元性が悪いわけではありません。
二元性は素晴らしいカラクリです。
わたし達は二元性のカラクリを活用して、進化成長し、次元上昇するようになっています。
統合は、二元性の分離の体験があって、初めて成立します。
分離の体験をすると、分離が嫌になり、統合したいと思うようになるからです。
すべてに意味があり、無駄なことはなに1つありません。
現実に取り入れる、二元性の有効活用をご紹介しました。
実践し続けると、分離から統合へ、進んでいきます。
分離から統合へが、二元性の最大の有効活用かもしれません。
二元性の仕組みを有効活用して、望む現実を創り、統合していきましょう!