「こんなに私は頑張っているのに、どうして誰も認めてくれないの?」「私の気持ちをわかって欲しい~」「もっとみんなに評価されたい!」
こんな思いを心に持って、我慢して頑張ることは辛いことですよね。ここでは「認められたい」の苦しさから抜け出せる、今すぐできる!2ステップをご紹介します。
「認められたい」の仕組みを知ると、新たな視点を持つことができます。その新たな視点で、自分の思いを見つめると、あら不思議~気持ちが楽になるのです。そんなちょっとしたカラクリがある、逆転発想の2ステップです。
1.どうして人に認められたいのか?
「受け入れて欲しい」「気持ちをわかってほしい」「信じて欲しい」「褒められたい」「評価されたい」「愛して欲しい」言葉は少しずつ違いますが、どれも「認められたい」に繋がる、承認欲求です。
どうして私たちは、こんなにも、人に認めてもらいたいのでしょうか?
その答えは、意外にも単純なことでした。
それは..「自分が自分を認めていないから」
意外に感じられた方もいるかもしれませんが、私たちの心は、自分が自分を認めていない部分に対して、人から承認してもらいたい、認められたいという思いを感じるようです。
そして、自分を認められないのは「私は欠けている(~が足りない)、ダメな私」と自分自身が思い込んでいるからです。
ですからここでは、この「私は欠けている(~が足りない)、ダメな私」という思いを解放させる、具体的なステップをご紹介します。
2.「完璧」も「欠けている」もない世界へ..
『人はそもそも、始めから、どの様な状態でも、何一つ欠けることのない完璧で、認められている存在です』と聞いて、あなたは信じられますか?
きっとなんの根拠もなく、そんなこと思えないよ~と思うかもしれません。
でも実は、完璧、完璧じゃないを決めているのは、自分の価値観や見方の問題にすぎなかったのです。
たとえば、Aさんをみて、「容姿端麗で完璧だな~」と思う人と、「きれいだけど、ちょっといやみな人だなあ~」と思う人がいたとします。これは、Aさんが実際にどの様な人物かではなく、人は自分のみたい角度で物事を見ているので、違いが生まれてくるようです。
それと同じく、自分自身に対しても、今のままで完璧と思うかは捉え方の問題で、自分で決めていいことだったのです。「私はこのままでいい~完璧」と思うのも、「私は~が足りない、ダメな私」と思うのも、本当は状況に関係なく本人の自由です。
ただこれは、自信過剰になるという意味ではありません。大切なことは、「私が完璧」なら「他人も完璧」。つまりここでお話したいことは、そもそも「完璧」も「欠けている」もない世界へいきましょう!ということです!
その方法は…次の2つのステップにあります。^^
3.「認められたい」苦しさから抜け出す、2ステップ
ではさっそく「認められたい」苦しさから抜け出せる、今すぐできる!2ステップをご紹介します。具体的に「~が足りない、ダメな私」という思いを変えていきます。すると、「認められたい」苦しさから抜け出せるのです~
3-1.ステップ1:完璧の定義を変える
あなたの中の「完璧」の定義を思い浮かべる
たとえば、「容姿端麗が完璧な状態」と思っている場合、「顔が整っていなければ、完璧じゃない」「足が太かったら、完璧じゃない」と思うかもしれません。こんな感じで、完璧か完璧じゃないかの自分の中の定義を見つけます。
「完璧」の定義を変える
「顔が整っていなければ、完璧じゃない」は「顔が整っていなくても完璧」。「足が太かったら、完璧じゃない」は「足が太くても完璧」。それから「容姿端麗じゃなくても完璧!」と、ぜーんぶ、どのような状態も「完璧」に変えます。
? ? ?
でもそれじゃあ、完璧とはいわないでしょ~という声が聞こえてきそうです。(笑)
そのとおりです!でもそれでいいのです。^^ 実は、完璧か完璧じゃないかは、自分の中にある、今までの常識や一般論から作られた定義だったのです。
定義・価値観は、時代や場所によっても変わり、固定されたものがずっとそこにあるわけではありません。つまり、人の集団的な思い(集団意識)が決めています。
たとえば、平安時代、目が細くて、しもぶくれの女性は美しい(完璧?)と思われていました。でも現代では違いますよね。この様に、完璧の定義は、集団意識によって変化しています。
でも本当は、私たちはこの集団意識、つまり社会常識や一般論に合わせることなく、自分だけの定義を採用していくこともできるのです。それが他人軸ではなく自分軸で生きることです。
ステップ1では、新たな自分だけの定義をつくります。「~だったら、完璧」を、「どの様な状態も、そのままで完璧」と、「完璧」の根本的な定義を変えます。
すると驚くことに!「欠けている」という思いは、消えてなくなってしまうのです~
でも当たり前ですよね~だってどの様な状態でも完璧なら、そこには最初っから、「欠ける」は存在しないのですから...
これが「完璧」も「欠けている」もない世界で生きる、驚きのカラクリです。(^-^)
トリックのようなお話ですが、騙されたと思って実際に実践してみると、本当に心が軽くなるのを感じられるはずです。
ということで、ステップ1は、『完璧の定義を、「どの様な状態でも完璧!」に変える』
3-2.ステップ2:「このままで完璧!」と自分へ伝える
ステップ2では、日常の中で「このままじゃダメだ」「私は~が足りない」と思ったときに、「このままでいいんだよ~完璧だよ!」と自分に伝える練習をしていきます。
ここでは、実践のための、2つのポイントをご紹介します。
☆ポイント1、「このままじゃダメだ」は、たくさんのパターンがあることに気づく
たとえば、朝目が覚めたとき、「ああ…もうこんな時間~」と思ったら、その思いの裏には、「もっと早く起きればよかった、こんなんじゃダメだよ私..」と自分へのダメだしがあるかもしれません。
または鏡を見て「もっと痩せたいな~」と思ったら、「今のまま、そのまままではダメ~」というダメだしかもしれません。
この様に、日常の中で何気なく思っている、自分へのダメだしを見つけていきます。そして見つけたら、「大丈夫!いいんだよ~♬ このままで、完璧!」と自分へ伝えます。
☆ポイント2、最初は心から思えなくても、何度も自分へ伝えていく
最初は心から、「完璧」とは思えないかもしれません。でも何度も続けていくと、やがて本当に、「このままで完璧!」と思えるようになってきます。
「思い」は習慣性があるので、(古い)習慣でできあがった思いは、新しい習慣を続けることで書き替えていくことができます。自分で自分を思い込ませるのです。^^
というわけで、ステップ2は、『自分へのダメだしを見つけたら、「このままで完璧!」と自分へ伝える』
4.自分の価値は自分で決めていい
こうやって、2つのステップをやってみると、ある一つの大切なことが見えてきませんか?
それは..本当は私は、誰にも認めてもらう必要はなかった!自分が自分を認めていれば、それだけでよかったのです。
たとえば、人にいくら褒められても、自分では「そんなことない。私なんてダメ…」と思うこともあるかもしれません。
人に認められても、自分を認められるとは限りません。
ですから、「人に認められたい」の苦しさから抜け出して、振り回されずに生きるには、自分が自分を認めるしかなかったのです。
自分を認めるとは、なんの根拠もなく、自分の価値を自分で決めていくことです。そこに、他人の承認は必要ありません。このまま今のありのままの自分で、根拠も証拠もなく、完璧で私は価値ある存在、と心から思っていいのです。
「でもそう簡単に思えないから、辛いんだよ」と思う方もいるかもしれせん。そんな時!ご紹介した「どの様な状態でも完璧!」の登場です!^^ どの様な状態でも完璧なのだから、「今この瞬間」どんなにダメな自分でも、そのままで何一つ変えることなく完璧です~
でもこうやって、自分自身を認めていくとき、結果として、周りの人が、あなたを認めてくれるようになるかもしれません。なぜなら目の前の現実は、すべてが自分自身の心の反映なのだから..
「人に認められたい」と思ったら、まずは、自分で自分を認めることが先だったのです。
5.最後に...
「認められたい」の苦しさから抜け出せる、今すぐできる!2ステップは
1.完璧の定義を「どの様な状態でも完璧!」に変える
2.自分へのダメだしを見つけたら「このままで完璧!」と自分へ伝える
完璧の根本的な定義を変える!?トリックのようなステップですが、実際に実践してみると、本当に心が軽くなるのを実感できると思います。
私も日々ダメだしをみつけては、完璧!と続けていますが、苦しみのもとは、状況ではなく、自分が自分を認めていなかったからだったと気づけると、心が楽になります。^^
最後まで読んでいただき、ありがとうございます~☆
▼自分へのダメだしは、幼少期の体験に理由があるようです。詳しくはこちら~☆
・「自分のために生きるとみんなの幸せに繋がる」その唯一の理由」