私たちは毎日、迷いながら生きています。大なり小なり多くのことを選択しながら生活しています。何も迷わず暮らしていることもあれば、大きな迷いに出くわすこともあります。
もう起きようか?もう少し寝ていようか?
こんな迷いもあれば、今日のプレゼンはもっとボリュームがあったほうがいいかな?それともこのままがいいかな?
あるいは、大事な人と会うのにどの洋服を着ていけばいいかしら、と迷うこともありますし、もっと重要なことで迷っていらっしゃるかもしれません。
誰かに相談して迷いから脱出することもあれば、何かの拍子にひらめいた事柄が迷いを解決するきっかけになることもあります。
迷いとは、選択肢が曖昧だったり、決めかねている状態のときに発生する迷路のようなものだと思います。迷路の中でどっちの道に進もうか迷った瞬間に選択できるようになったら、毎日が軽快に過ごせそうですよね。
あなたが迷うことに出くわしたときに、今自分が欲しい答えが何かの拍子で手に入るとしたら、そんな能力に興味を覚えませんか?
偶然は引き寄せる能力
たまたま入った本屋で、何気に手に取った本が今自分の迷っていることの大きなヒントになったとか、テレビを見ていたら問題を解決する大きなきっかけになったとか、気になっていた人から連絡があったなどなど、そんな経験をしたことがあると思います。
こういったことは偶然の出来事のように思えるので、一種の能力であるとは考えられずに見過ごされがちです。けれど偶然というよりも、その人の意識がそういう状況を引き寄せた。つまり引き寄せる能力があると考えられなくもないのです。
例えばあなたが明日、何かの場面でスピーチをしなければならないとしましょう。それで、気の効いたステキな言葉が欲しいなあと探していたとします。そんな時にぴったりの言葉を手に入れる方法があるとしたら、それを知りたいですよね。
物を創る人は、それにぴったりの材料を見つけたいと思ったときに、その材料が目の前に現れる。そんな状況を創れたら嬉しいでしょう。
どっちの道を選べばいいのだろうと迷っているときに、堂々と自信をもって選択することができるとしたら、そんな自信を持ちたいですね。
一般的には、そんな夢のようなことは現実的にとても無理だと思ってしまいます。
そして、もしそういった成功例があったとしても、それはたまたまの偶然で、これを意図的に自分の都合のいいように作り出すなんて不可能!って思ってしまいますね。ましてやひらめきを受け取る能力開発など、できるとはとても信じられないかもしれません。
ただ今まであなたが経験してきたことは、決して偶然ではありません。そして偶然という一言で片づけてしまうには、何か大事なことを見逃しているように思います。その偶然を意識的に創り出すことができるとしたら、どれほど毎日がスムーズに展開することでしょう!
予知と引き寄せ
自分の欲しい情報が手に入る。会いたい人にばったり出会う。こういったことは予知しているのでしょうか?
私は引き寄せているのじゃないかと思います。
予知というのはそこに願望の意図が入っていませんが、引き寄せというのは自分が望むことという意図がしっかりと入っています。
予知するということは、気になった言葉を集めてそれらを繋げてみる。そして、なんとなくこんな出来事が起こるのではないかと予測することです。
この場合の気になった言葉には、自分の望む意識は入っていません。つまり、ひらめきに対して意図的ではないのです。
一方、引き寄せというのは、まず自分ありきだと思います。自分の望むことを意識的に意図して、自分が望む気になる言葉を集めてみる。つまり自分が今望んでいることを引き寄せる。
例えば、「明日のスピーチにぴったりの言葉が必要」と心に刻み投げかけておくとします。そうすると意識がそれらのことに関する言葉を集め始めます。その結果、ぴったりの言葉がやっくることになります。それが自由自在に思いどおりに出来るとしたら、嬉しいですよね。
この能力はかつて、預言者や占い師など、意識が答えを引き寄せられるということに気が付いていた人にしか使えませんでした。
けれど仕組みが分かっていれば、誰にでも使うことが可能な能力です。そして、その能力は使えば使うほど確かなものになっていきます。
では、なぜ今までそれができなかったのでしょう?
自分で舵を取る生き方
私たちが、引き寄せの能力を使えなかった原因のひとつは、古来からの習慣にあったようです。
私達は自分の意識に重点を置かず、世の中や社会の基準に合わせて現実を生きています。先ずは世間ありき、目の前に広がる現実ありきなのです。
けれど自分で意識して情報を集めることを実践していくと、自分が舵を取ってこの世の中を生きるということができるわけです。もちろん今あなたが迷っていることに対する答えもやってくるはずです。
大海原に浮かぶ船に舵も帆もないとしたら、ただ波や風に任せて漂っているだけですね。それは世の中の基準や常識に自分の意識を明け渡し、沸き起こる感情に翻弄される生き方と同じだと言えるでしょう。
私は今まで、そうした世の中ありきの生き方しかないものだと思ってきました。すべての原因は外からやってくるもので、それらが自分の生活環境を作り出す。だから選択して生きる能力など皆無に等しいんだと思い込んでいました。
でもそれは、どうやら意味のない思い込みであったことに気がつきました。
世の中の出来事は自分ではどうすることもできないという思い込みが、私たちの現実に大いに作用しています。
私たちは運命に翻弄されて自分の力では人生をどうすることもできないのか、それとも自分の意識で生きる方向を決め作り上げることができるのか、どちらを信じるかで人生は大いに変わってきます。
ここははっきりしておきましょう。
私たちは、自分の意識で生きる方向を決め、作り上げることができる存在です。自分の意識を他のものに乗っとられない限り、私たちは自分の意思で人生を組み立て創ることができます。
そしてもちろんあなたが迷っている意味も、その答えも、自ら引き寄せることができるのです。自分の意識に責任を持ち、感情に振り回されることなく思い通りの現実を引き寄せてこそ、大海原を自分で舵を取る生き方ができるのだと思います。
そしてそれができたとき、あなたはもう迷うことはありません。もし、迷ったとしてもあなたはご自分の心の声に従えばいいのです。
では、どうすればその能力が開発されるのでしょうか?
私は答えを知っている
ひらめきを受け取るには、直感力を最大限に利用します。ですから、瞬間的によぎる自分の声やイメージなどに気づくようにしましょう。どのようなものを受け取ったとしても、それを否定したり疑問に思わないでください。そのままを受け取るようにします。
まずは、私たちは自分の人生を思い通りに自分で創ることができる!と、しっかり心にインプットしてみてください。
そしてもう一つ、私は答えを知っている!と、自分に言い聞かせる。強く信じ込ませることによって、それが現実になっていきます。
一番大切なことは、自分の欲しい答えを受け取ると意図することです。
「私が今迷っていることに対して、自分にとって最善の答えがやってくる」と、強く決めてください。
ひらめきを受け取る3つのポイント
ポイント1、直感や自分の心の声を大切にする
何か気になる言葉や物が出てきたら、記憶しておく。或いはメモをする。これらを繋げると後で納得する答えになることがあります。意味が分からないような心の声であっても、そのまま受けとめてください。
ポイント2、基準を外に合わせるのではなく、常に意識を自分に合わせる
一般的な常識や社会通念に意識を乗っ取られるのではなく、自分自身を信じ切ること。
ポイント3、不要な感情を消去する
日々沸き起こる私達の感情は、望む方向とは違った現実を創り出すことに強い力が働きます。ここで、ハイゼミで学ぶ心のクリーニングが大いに役立ちます。
※注意点
引き寄せているのに、引き寄せられないと言っているのを見かけることがあります。
ひらめきを受け取るときに、「なかなか答えがやってこない。」と焦らないでください。どのような答えを得られるのかと、結果ばかりを気にすると答えがやってこない現実を引き寄せます。
しっかり意識を投げかけたら、それに対してこだわらないほうがいいのです。
これらのことをいつも意識していくと、次第に現実に変化が起きるようになっていきます。そして今あなたが迷ってることに対しても明確な答えがやってくることでしょう。
それでも、今まで感情に振りまわされ意識は現実ありきで生きてきたわけですから、なかなかすぐに完璧にというわけにはいかないかもしれません。けれど私たちが、ひらめきを意識的に信じることによって、現実を思い通りに創っていくことができるのは確かなようです。
あなたが今何かを迷いながら選択しなければならないとしたら、「私はひらめきを受け取ることができる!」と真剣に意識してみてください。
私自身、まだその領域に足を踏み入れたばかりですが、恐れや不安の代わりに安心や幸せを心にインプットすることによって、現実を自分が望む在り方に変えることに手ごたえを感じています。
私達には、必要なメッセージが絶えず降り注いでいます。それが不要な感情や思い込みによって妨害されて、全てを受け取れずにいるのです。
その不要な思い込みや感情を取り去ること、そして「人間は意識の存在である」ということを学べたのがニチメコでした。
意識が現実を創造するという学びを進めているうちに、自分で必要な答えは引き寄せることができるのを知りました。意識することによって人生は自由に創造することが出来る。私はこのことに確信を持って、今を生きています。