「心地よさを感じる。」その感じ方は人それぞれだと思います。聞こえるもの、見えるもの、空気、香りなどの五感に加えて、それまでの体験で育まれたあなたの感性もまた影響していると思われます。
そこに共通するのは無理をしない、頑張らない、ありのままで生きていること。そんなことが心地よい暮らしには不可欠だと思うのです。今あなたはそんな状態にいらっしゃるでしょうか?
それが理想であってもなかなかそうはいかないのが現状ですね。私たちはつい頑張ったり、無理をしたり、必要以上に自分を誇示しようとしたりします。
そして、やがては疲れて面倒くさくなり、何もかもどうでもいい状態に陥ってしまうこともあるかもしれません。心地よい生き方をするために、肩の力を抜いた生き方のために、ある一つの提案です。
生きるためのアイテム
現在の私たちが社会で生きていくためのアイテムには、衣食住以外に仕事、人間関係、家族、健康、趣味、ファッションなどがありますね。
それらとあなたは今心地よい関係を保てているでしょうか。ある面ではまあまあ心地よい関係でいられるけど、他の面ではやはりストレスを感じるというように、なかなかすべてが心地よいとはいかないのが現状だと思います。
なぜ自分の人生なのに、自分で心地よい生き方を選べないのでしょう?
なぜ自分の思うようにいかないのでしょうか?
「そんなのは夢のような理想の話だから無理に決まっているじゃない!人生とはこんなもの」って諦める前に、少し私のお話を聞いてください。あなたがより心地よく生きるためのアイテムを自分軸より考えてみました。
心地よい場所
まずあなたにとって居心地のいい場所はどんな空間なのかあなたご自身に聞いてみてください。これは一般的な答えではなく、独自の居心地を追及してくださいね。
それは、きちんと片付いたお部屋にアロマの香りが漂い、好きな音楽が流れている・・・
この答えはどうも一般的ですよね。そうではなくて、あなたご自身が今一番居心地のいい場所に心を巡らせてみてください。自分の部屋、キッチン、お風呂場、トイレなど、とにかく今あなたが一番心安らぐ場所を選んでみてください。
意外にもダイニングのテーブルだったりするかもしれませんね。さて、あなたにとって心地よい空間はどこにあったでしょう。
仕事
ほとんどの人が、生活する上で収入源となる仕事を必要としています。けれど心地よい暮らしという観点から考えることはないかもしれません。通勤時間を含めると1日の大半を費やす仕事なのですから、心地よさという観点からも考えたいものです。
あなたは今の仕事について、どんなふうに思っていますか?
「生きがいを感じている。」
「やりがいがあって楽しい。」
「生活のために仕方なく・・」
「なんだかんだ言っても今はこれしかできない。」
などと答えるかもしれません。
もちろん自分が好きでやりがいがあると思っている仕事でも、疲れたり落ち込んだりすることはあるでしょう。でも、最終的に自分は今の仕事に対してどんなふうに感じ、どう向き合っているのかを考える時間を作ってみてください。
普段、嫌だなと思っていたとしても、意外にも自分はこの仕事が好きだと気づくこともあるかもしれません。
ファッション
さて、あなたが選んでいるファッションは本当に自分のお気に入りのもので、それだけを身に着けていますか?
バーゲンでお得だからと買ったものとか、昔買ったけど高かったからと、あまり着ないけど大事に取ってあるものはないですか?
流行だからと、とにかく身に着けてみる。楽だからと、あまり好きではない色のフリースを着ている。なんてこともあるかもしれませんね。
ヘアスタイルは気に入っていますか?
それともいつもワンパターンですか?
本当に心地よいもので、気に入った自分を表現していますか?
あなたの心地よい暮らしを拒むもの
心地よい暮らしをしたいと思っていても、日常に取り入れるのは難しいものです。なぜ難しいのか、それを一言で言うと「まあいっかあ、仕方ないものね。」というあきらめ感です。
あきらめ感というのは「面倒くさい」とか「どうせ・・・」といったことに始まります。
この面倒くさいというのは結構曲者で、ウイルスのように広がります。面倒くさいという感情を許してしまうと面倒くさいがのさばり、そして「無意識」とか「どうでもいい」いう無関心な状況を作り出して、自分自身の声を聴くことから遠ざけてしまいます。
面倒くさいという怠惰は本来の自分自身からかけ離れた、「仕方ない」という妥協をどんどん作っていき、気がつくといつの間にか心地よい生き方とは真逆の、ストレスや不安といつも隣り合わせの自分になっています。
毎日お部屋をお掃除すると心地よいように、心地よく暮らすには私たちの心にたまる不安や心配という埃を掃き出し、諦めや依存というゴミを常にお掃除する必要があるのです。
では、心のお掃除をする方法をお伝えしましょう。
自分と向き合う
住まいやファッション以外にも、人間関係や健康、家事など自分を取り巻くすべてのことに対して、日頃どんなふうに向き合っているのかを、たまには考えてみてください。
「そんな事ほとんど考えたことがない。」と言われるかもしれませんね。ただ淡々と毎日仕事や家事をこなし、いつものように当たり障りなく人と付き合い、具合が悪くなったら医者に行く。
こんなふうに外の出来事に合わせて、自分の声を聴くこともしないで日々を過ごしているとしたら…そして自分と向き合うという習慣は今まであまりなかったかもしれませんが、この際じっくり自分と向き合われることをお勧めします。。
もし今あなたの心が不要な感情「自分なんて・・・」とか「あの人の言ったことが頭にきた!」などといったことに占領されているとしたら、それらを解放しを自分に意識を向ける時間にされてみてください。
実は自分と向き合うこと、自分を知ることこそが心地よい生き方への必須アイテムなのです。
現在は健康やファッション、衣食住や生き方に至るまでの情報があらゆる方面から入ってきます。もちろん、一般的には正確な情報なのでしょう。しかしそれらは一般的なものであって、決してあなたにとって最適な情報とは限りません。専門家が言っていることが全て自分自身に当てはまるとも限りませんよね。
そんな中で私たちは何を受け取り、何を信じていけばいいのか考えてみてください。もちろん自分主体で受け取ることをお忘れなく。
たくさんの情報の中で、時には立ち止まり心の奥深くを観ることは大事です。あまりにも情報過多の現代に振り回されて、自分に問いかけることを忘れていないかチェックすることで、意外な発見があるかもしれません。
専門家たちが唱える情報は確かにもっともかもしれませんが、正解や不正解ではなく、本当のあなたの意識はどうなのかを見つめる時間をぜひとってください。
本当のあなた
本当にあなたが望むことはどんなことなのか自分に問いかけてみてください。心地よい暮らしは単なる夢や憧れではありません。もっと現実的な生活に落とし込めるものです。それは自分の心の声を聴くことから始まるのです。
- ありのままの自分を知る。
- ありのままの自分を許す。
- ありのままの自分を認める。
自分にとって心地よい暮らしは、ありのままの自分を知ることから始まります。心地よい暮らしを実現する最初の一歩は、自分の心の声を聴くことからです。
「本当は自分は何を望んでいるのか?」
それはわがままでもなく、自己中でもなく、自分を立て直し信頼することに繋がります。
- 自分の心の声を聴く。
- 自分を大事にする。
- 今を大切に生きる。
そのことが自分を取り巻く状況を大切なものとして捉え、自分を取り巻く人たちを大切に扱うことに繋がります。そして何より、それがあなたの居場所や仕事やファッションを必ず心地よいものに導いてくれるはずです。
私たちが在籍しているハイゼミでは、常に自分の意識と向き合うことを学んでいます。自分の感情と向き合い願望を叶えていくというやり方です。
それを日々の暮らし、身の回りのことに取り入れることが、日々の心地よい生き方という願望を叶えることに繋がるはずです。