孤独に苛まれ、真っ暗闇に陥っていた私。陥るとそれは長く、どっぷり深く。
私はここにいるのに、存在がまるで無い物とされているような孤独感に、心に大きな穴がぽっかり空いていました。
そして、一人でいるときの孤独感よりも、集団でいるときの孤独感は遥かに強くありました。
人見知りが強いというのも関係していたのでしょう。
今ではその孤独な真っ暗闇に陥りとどまることは、以前とは比べ物にならないほど短く軽くなっています。
それは、学びの中の1つのことが、自分なりに腑に落ちた時からでした。
1.孤独を生み出していたのは・・?
以前のことになりますが・・。
クリスマスイルミネーションが輝きはじめると、私の孤独感はより強くなりました。そんなことが何年も続いていました。
街が華やかになり、人々のテンションが上がれば上がるほど、自分の中の孤独な気持ちが増幅されていく、そんなクリスマスシーズンでした。
そのころ、結婚したら孤独な気持ちなんてなくなるだろうと思っていました。
しかしながら結婚後は、まさかの最大の孤独を感じることになり。
あの頃は、孤独を感じている自分を「夫のせい」だとずっと思い、寂しさや悲しみから相手を責めていました。
また、家族でいるときや、大勢でいるときに感じる孤独感、そして疎外感は、自分を無価値にしか思えなかった。
だから必死に何かになろうと、自分自身そのものを否定し、本来の自分ではなく、違う自分になろうとしていました。
2.なんてこった!自分が作ってる?!
様々な出来事が重なったその日々があったからこそご縁が繋がり、そしてたくさんの学びが在ります。
その中の1つである『この感情を感じることを創造したのは、自分である。』ということでした。
外に向きがちな意識を、自らの内側へと向けることへ。そして自己責任というもの。
それを知ったことで、より一層自分の内側を客観的に見ることを意識し始めました。
そんなあるときに気づいたことは、外にその孤独感を埋めてもらおうと何かを探していたり、求めているということでした。
そんなことをしていた時は、心の大きな穴は埋まるどころか、ますます大きくなっていました。
しかし、私が自分の意識を内へ向け、自分と向き合うことで、徐々に、徐々にとそれは確実に小さくなっていたことに、後から気づきました。
自分で自分の課題をこなすために創造したって、なんだかとっても健気ではないですか?!そう感じたとき、ふっと肩の力がぬけるような感じがしました。
3.自分の内側に意識を向けてみると・・!
さて、内側に意識を向けてみると・・孤独に感じていたのは、人に対して自分が自分の心を固く閉ざしているからだと知りました。私の中に在る 「人に対する苦手意識」が、自らしていることなのです。
それは自分が自分を守るため、自分には必要でそうしてきているのです。
心にとても大きな要塞を造り上げ、その要塞の中の一番誰にも見つからないところに立てこもり、その周囲をまるでウニやハリネズミのようなトゲトゲで覆い隠しています。
様々な恐怖から、自分が傷つかないようにって、自分を守っている私。完全に自分を分離して過ごしてきていたのです。
でもそれに気づいていない私は、外から何かでそれを消そうと必死でした。
実際にわたしがその要塞から完全に抜け出したのですか?と聞かれたら、今も日々向き合いながら過ごしています。
私は必ずその要塞を微塵にも残さず消滅させると意図し、自分自身の内側と向き合っています。
4.孤独感のマイナスが増えるとプラスになるものは?
孤独感が減ってくると、喜びやしあわせを感じることが増えていきました。
また、やりたいことがでてきたり、興味が湧いてきたりすることが増えたり。
そして、それを始めてみたりすることで楽しみが増えたり、などと孤独を感じる割合が徐々に変わっていきました。
孤独な気持ちを紛らわすために始めるのではなく、やってみたいなと心がわくわくしながらはじめるのとでは、楽しさの感じ方も違うものなんだと気がつきました。
しかしそこは千差万別なので、私の場合は、ということです。
そうそう思わぬ副産物(?)として、人が苦手だった私が、今では人ってなんか良いもんなんだな~って感じたりしたことがあるくらいです(笑)!
自分自身の内側が変化することで、交流する人たちにも変化が現れてきます。友人関係がガラリと変わることも、あるかもしれないですよ。