ド~ンと落ち込んで、気持ちを切り替えたいときって誰もがあります。
仕事、人間関係、夫婦や恋人の問題、お金の問題など、一旦何かに悩み始めるとそこから抜け出すのはなかなかやっかいなものです。
次々に尾ひれが付いてその悩みはまるで底なし沼のように感じ、そこから抜け出すのは到底無理と感じてしまいます。まるで出口のない迷路にはまってしまったように気持ちは落ち込み、気分転換しようとしても切り替えられなくなります。
もし、あなたが今そんな悩みの中から抜け出せないで苦しんでいるとしたら、その底なし沼から這い上がれる方法、そんな気持ちの切り替え方を提案させていただきたいのです。
今の気持ちを切り替えるために、まずは悩みの正体を突き止めることから始めていきましょう。
目次
1、悩みの原点を探る
2、悩みの正体
3、悩みの暗雲に入ってしまう理由
4、悩みを分析する
5、抵抗勢力の出現
6、悩むということ
7、悩みを大元から断つ
1、悩みの原点を探る
そもそもあなたが悩み始めたきっかけは何なのかを探ってみてください。
人の悩みは実に雑多で、あらゆる方向から次々に生まれ出て来るものですよね。最初はこんな感じの不安や自己卑下からでしょうか?。
「自分は人から嫌われているかもしれない。」
「彼(夫)が私にいつも辛く当たる。」
「私のことなど誰もわかってくれない。」
「自分は何をやっても駄目だ。」
健康や経済的なことだけでなく、人との関わりから発生する心の悩みや苦しみ。生きている以上それらはつきものです。でもそこから今すぐ抜け出す方法はあります!
そんな悩みに捉われて行き詰まったあなたの気持ちを切り替えるために、ここは理性に手伝ってもらいましょう。
まずは、あなたが今悩んでいることを明確にしてみてください。今自分はどんなことで悩んでいるのかを分析するという感じです。
2、悩みの正体
ではその悩みはいつ発生し、どんなことがきっかけだったのか、いえいえ、そもそも悩みの正体とは何なのでしょう?
悩みを一言で言うと「起きた出来事に対して、心がネガティブに反応する」ことですね。同じような出来事を体験してもそれほど悩まない人もいれば、とことん落ち込んでしまう人もいます。
ということは、悩みの原因は外にあるのではなくどうやら自分自身にありそうです。
ここで注意してもらいたいのは、あなたが悪いから悩むということではありません。そもそも悩むことは悪いことではないという定義付けだけはしておきましょう。
悩みの原因が自分にあるとしたら、その悩みを誘発する原因があるはずです。実は、これが自分の中にある思い込みと複雑に絡み合っているのです。これを捕まえることができれば、そしてその思い込みを変えることができれば、今の悩みは嘘のように軽くなっていきます。
では思い込みと悩みの関係、そして悩みが起きた原因を探って見ることにしましよう。
3、悩みの暗雲に入ってしまう理由
例えば、「私は人に嫌われているかもしれない。」と感じたとします。するとそれが頭の中に広がり始めます。そして、頭の中で意識が次々と「私は嫌われているかもしれない。」ということを証明するための情報を集め始めます。
例えば、「あのとき、Aさんにも私はこんなことを言われた。」とか「確かBさんの態度も冷たかった。」など、自分が嫌われているかもしれないことを確定するようなデータを集めるために脳が働き始めます。
その結果、自分の中で「私は嫌われている。」ということが確信となり、それが脳に決定付けられます。するとそれらのことを実証するかのように、今度はその思い込みどおりに現実が動き始めるのです。
人間は創造の生き物だといわれています。引き寄せの法則なんかもそうですね。自分の意識が現実を創るというのがこういうことなのです。
ある出来事から悩みの種が心の土壌に定着し、芽が出てそれを確定するようなデータが水や肥料となり、悩みが成長する。こんなイメージです。
4、悩みを分析する
では、今あなたが悩んでいることを実際に分析していきましょう。もしあなたの悩みが職場の人間関係がうまくいかないということだとしたら、
- それを感じ始めたのは何時頃でしたか?
- そのきっかけはどんなことでしたか?
- 職場の人間関係の悩みで思い当たることをできる限り出してみてください。
- 同じようなことが幼少期にありませんでしたか?
こんなふうに今の悩みを徹底解剖してください。実際文字にされたほうが整理されやすいです。捉えどころのない悩みをはっきり具体化するのです。ちょっとカッコよく言えば、「悩みを科学する」という感じですね。
そして、どのような感情を抱いていたかも書き出してください。もし思い込みに気づいたら、それも書き出しておきましょう。
5、抵抗勢力の出現
ここでひとつ、気をつけていただきたいことがあります。
実は、気持ちを切り替えようと悩みから抜け出す取組みを始めた途端に、その悩みに留まらせようとする抵抗勢力が働きます。それは実に強力なのです。
その抵抗勢力が、あなたの頭の中でささやき始めます。「そんなことはない、やっぱり私は嫌われているのだ。あの時もそうだった。あの時も・・・」と、悩みの中にどっぷり浸からせようとする強力な力が働くのです。それがエゴです。
エゴはいつも私たちの中に住んでいて、悲劇の主人公にとどまらせようとします。「私は、本当に人から嫌われてるんだ。ほらこの前もそうだったよね。」と悲劇の主人公を演じさせるために、悩みにとどまらせて苦しませようとします。
つまり、今悩んでいる気持ちを切替えるためにはこのエゴと戦う勇気が必要なのです。あなたはこのエゴと戦って悩みに勝ち、本当に気持ちを切り替えたいですか?
そこで「yes!」と思われたなら続きをお読みください。
6、悩むということ
なぜ悩むのか、その理由は大きく分けて二つあります。
ひとつは、あなたが地球人として様々な体験をするために人生で悩みや喜び幸せなどを設定しているからです。それらはあなたの魂を成長させるためのアイテムなのです。
今、本当に悩んでいて苦しいと思っているのは、あまりにも熱心に設定どおりの体験をしているために起こっていることなのです。
そしてもうひとつは、あなたの意識を広げるために、あなたの思い込みを打破するために悩みという障害物が用意されているのです。
ということは、悩みから抜け出したいのなら、最初に書いたようにあなたの悩みの分析をして大元が見つかったら、「もう私はこのことを十分体験した!」と宣言すればいいのです。
7、悩みを大元から断つ
あなたが今悩んでいることの大元にあったのは何だったのか、そして、何らかの出来事で感じていた感覚や感情、思い込みなどに気づいたでしょうか。
屈辱感、罪悪感、孤独感、劣等感、自己否定などの感情に行き当たり、自分の感情や感覚の正体が判明したら、次にすることは宣言です。
「私は~感を十分体験したので、もう必要ない!」と宣言してください。
私たちは日々の現実を創造し続けている生命体であり、私たちの意識が体験する現実を創り出しています。ですから、こう宣言することで、あなたが設定してきたミッションはクリアされるのです。すると悩みも消えていくことでしょう。
私はこのことをハイゼミで学んできました。その結果悩みがなくなるというより、悩みというものにどっぷり浸からなくなったのです。悩み始める兆候が出てきたら、「なぜ私はそう思うのだろう?」と考え問いかけると、その答えがどこからかやってきて気づきが起こります。
気持ちの切り替えは自分の沸き起こる感情と客観的に対峙することだったのです。そして「ああ、そういうことだったんだ。」という気づきを体験する場がハイゼミにあるのです。
悩みは体験の一つであるとわかれば、悩みを体験するもよし、悩みから抜け出すもよし、と思いませんか?
でも気持ちの切り替えをしたいならば、先ほどお伝えしたように、
- まずは悩みの原因を捕らえる
- 大元にあるものを探る
- 抵抗勢力を追い払う
- 悩みからの脱出宣言をする
この4つのことで気持ちの切り替えをしてください。
悩みの中にどっぷり浸かったあなたが自分と向き合って、気持ちの切り替えをどんな時でもすぐできる。そんな提案でした。