何かを選択した後、それが正しかったか、他の選択肢を選ぶべきだったか、思い悩むことがあります。まして結果が悪いと、もし別の選択をしていたら、この結果にはならなかったと後悔します。
なぜ他の方法を選ばなかったのか、もっと慎重に考えて結論を出すべきだったのではないかと、自分を責めて、悩みはますます深まります。そして、新たな後悔が生じて自分自身を傷付け、トラウマを生むことにもなりかねません。
では、どうすればよかったのでしょうか?
「あと5分早く起きれば、遅刻しなかった。」「他の道を通っていれば、渋滞に巻き込まれなかった。」「プレゼンでもう一言付け加えていたら、契約を取れたかもしれない。」「あのとき気持ちを伝えていれば、今頃は結婚していただろう。」など、私たちは毎日、実に多種多様な後悔をしています。
後悔とは、結果が出てしまったことに対して、もし違う方法を取っていれば別の結果になったのに、と思い悩むことです。この悩みは、結果が分かった時点から過去を見るので、一生懸命考えた末に結論を出したにもかかわらず、そして、それがベストだと思っていたにもかかわらず、後悔することになります。
後悔は過去に、反省は未来に向けられている
後悔とは、ただ悔いているだけですから、何も変わらず、今の延長線上に物事が動いていく可能性が大きいでしょう。それに対して反省とは、過去を省みることですから、今後に役立つ経験として活かすことができます。同じ失敗をしないように、行動を変えられますので、自ずと未来も変わっていきます。
それではなぜ、全ての後悔が反省に変容しないのでしょうか?
過去のあの場面で、なぜAを選択してしまったのか。なぜBにしなかったのか。その選択による結果が一大事であればあるほど、後悔は募るものです。なぜなら、後悔とは、理性や知性ではなく感情的なものだからです。
自分を責め、将来は絶望だと思い込んでしまうと、後悔しかなくなります。自分の判断ミスで多くを失ってしまうと、それについての後悔に苛まれ続けます。やらないで後悔するより、やって後悔した方がいい、と言われますが、後悔に苛まれているときには、そのような言葉は、まったく力を持ちません。
そして、失敗したという感覚が大きければ大きいほど、強ければ強いほど、トラウマになりかねないのです。この後悔を辛い体験として、笑いながら話せる日が訪れるとは、決して思えませんね。
これは、後悔に伴う感情がとても強力だからです。例えば、恋人に別れを告げられた場合には、悲しみ、怒り、喪失感、自責の念、絶望、憎しみ、屈辱、寂しさなどの感情を、後悔と共に味わうことが多いでしょう。これらの感情を整理しないと、前に進むことができません。
それでは、どのように感情と向き合えば、気持ちの整理がつくのでしょうか?
1、後悔と一緒に出てくる感情に気付く
心が過去に向いてしまうから、後悔に捉われます。そのようなときは、後悔している事柄から、何かを学ぼうとしているのかもしれません。あなたが気付いていない何かを、心が伝えている可能性があります。それを、後悔という感情で表現していると考えられます。
そして後悔している最中は、当然のことですが、幸せを感じていません。ですから、未来永劫、決して幸せになれないと思っています。不幸な自分、幸運に見放された自分、最低だと思っている自分を強く感じています。あなたご自身をひどく責めている最中なのです。
けれど、どうかご自身を責めないでください。責める気持ちが強くなればなるほど、幸せから遠ざかってしまいます。ですから、ご自身を労わるように心がけましょう。意識的に、優しい言葉をかけてあげましょう。
後悔は、あなたを責めて、本来、生きるために使うエネルギーを奪います。ですから、あのときには、あれが精一杯だった。よく頑張った。もう仕方なかった。あれ以上は無理だった。このように、少しずつ後悔している事柄を受け容れてみましょう。そして、駄目だと感じるほうに意識を向けないようにしていきます。
感情が落ち着いてきて、気持ちに少し余裕が出てきたら、あなたご自身に問いかけてみてください。
「私に何を気付かせるために、これは起きたのだろう?」
2、あなたの自然な気持ちを知る
どのような感情が出てきてもかまいませんので、あなたの心に問いかけてみましょう。まだ前向きになれないのでしたら、もう暫く、後悔している心の状態を見守り続けましょう。それを否定せずに、ご自身の心に寄り添うようにします。
あなたご自身の気持ちに共感していると、少しずつ、後悔の念が軽くなっていくのが感じられるかと思います。自分への責め方が緩やかになったり、苦しみが軽くなったり、気持ちの揺れ方が収まってきたりするでしょう。
以前のように号泣することが、減ったかもしれません。散らかっている部屋を片付けたくなったり、出かけたくなったりしたら、後悔から抜けつつあるサインです。
3、過去から未来へ
自然に溢れてくる感情に寄り添うことで、あなたの心は楽になっていきます。どのような感情でも、否定しないでください。あなたの心が、安心と信頼を感じられるように、出てくる気持ちを、そのまま感じてあげましょう。そうすることで、後悔から学ぼうとし始めるのです。
感情が落ち着いてくると、出来事を客観的に見られるようになります。同じ失敗を繰り返さないように学ぼうと、分析をし始めます。これは、意識が過去から未来へ向いたからできることです。
あなたという存在は、固定されていません。いま存在しているあなたは、変化していく中の、たった今、この一瞬のあなたを捉えたに過ぎないのです。ですから、過ぎたことに捉われて長く後悔せず、夢や希望を持って、今を生きていきましょう。
計2900人が手にした無料電子書籍。
望む人生を実現するための無意識の設計図の作り方
「なぜ引き寄せがうまくいかないのか?」
「望んだ事と真逆の事が起こるのか?」
「モチベーションが維持できないのか?」と悩んでいませんか?
実はこれ…あなただけに起こっている問題ではありません。
次々と目標を達成し、輝いて見える成功者たちも同じように悩み、苦しんだ過去があります。
ではあなたと、成功者の決定的な違いは何か?
知っているか、知らないか・・・
気づいたか、気づいていないか・・・
ここです。
現にあなたには今も無意識の設定が設計図通り作用し続けています。
その本質的な仕組みを知らなければ何も始まりません。
まずは思い通りの人生を生きるための電子書籍「望む人生の作り方」を無料プレゼントします。
また…
もっとリアルに学びたい人のために
満足度93.1%!ブループリント書き換えセミナー
(通常3万円→今だけ無料ご招待)
にも無料で招待させていただきますので今すぐ下記から登録をしてください。
この招待状と電子書籍はニチメコメールにいま登録した方への期間限定プレゼントになります。