あなたは「自分を大切にする」ということは、どういうことだと理解していますか?
「自分を大切にする」とは
自分が考えていること、感じていることに、ちゃんと意識が向いているか?ということです。
「自分を大切にする」ことに意識的になると
何を望んでいるのか?
自分がどう在りたいのか?
ということから意識が外れることがなくなります。
「こうなりたい!」という心から望む今!を生きることができるようになるのです。
「自分を大切にする」生き方をあたりまえにするには、今までの自分の考え方を知り、本当にその考え方が必要かどうか?再検討する必要があります。
1・幼児期:親の教訓「思いやり」
小さい頃、親から「思いやりのある子になってほしい」と言われたり「思いやり」があることはいいことなんだ!と教えられて育ちました。
今、過去を振り返った時、私は、一生懸命それに応えるように「思いやり」を演じていたなと思います。
あるときは、妹への「思いやり」あるときは、両親へ向けた「思いやり」でした。
そこには、家族に愛されたい、認められたいという強い想いがあることに、その当時はもちろん気づくこともありません。
おとなになった今でもなぜか強く印象的に覚えていることのひとつに、私が小学校一年生の時、夜にお留守番をするということがありました。
町内会の集まりで、帰りの遅い両親のために押し入れからお布団を引きずり出し、汗だくでお布団を敷き、帰りを待っていたことがあります。
今となっては笑い話ですが、とても「さびしかった」思い出です。
その「思いやり」の行動は、自分以外の相手のことばかりを考えた私の習慣となっているもののひとつでした。
私は、「自分を大切にする」よりも、「人(自分以外)を大切にする」ことが「一番大事なこと!」だと信じていました。
2・成人後:職場での気づき「いい人」
成人して、職場での人間関係を築いて行く上で親から教えられた「思いやり」は、ある意味とても役に立ちました。
自分のことよりもまわりの人のことを思いやり優先する行動は多くの場合人から嫌われることがありません。
むしろ大事にされ好かれました。
「いい人!」という評価もつきました。
しかし、「いい人」でいれば、人間関係においてもすべてがうまくいくか?というとそうでもないのです。
まず、自分に行き詰まりました。
だんだん「いい人」を演じていくのが辛くしんどく感じられてきたのです。
なぜなら、自分のことよりもまわりの人のことを思いやり優先する私の行動というのは、「自分を犠牲にする」ことで成り立っていたからです。
私は、幼少期からの習慣で、知らないうちにガマン強い子に育っていたのかもしれませんね。笑
「自分を大切にする」ことを意識しはじめたとき、私は「自分を犠牲にする」という真逆の体験をしていることに初めて気づきました。
3・あたりまえの行動に気づく:習慣を変える
ある日、職場でハッとしたことがありました。
いつも あたりまえのようにしていた行動に「あれ?」と思ったのです。
その時のあたりまえの行動というのは、
お昼休みにテーブルを囲んでいたときのこと、そこへ、遅れてやってきた人がいて、私が誰よりも先にその人のために自分の席をゆずる!という行動でした。
当然、私の席はなくなります。
それなのに、私は笑顔で「大丈夫、大丈夫」と言いながら 椅子を探しにいくのでした。
今までは、なんの違和感も持たなかったそんな私のあたりまえの行動。
初めて「あれ?」「何かおかしいゾ?」と気づいた場面でした。
4・私はどうしたいのか?:自分に軸を置く
ハイゼミの授業の中で自分が望んでいること(願望)を知るために、まず「あたりまえに思っていること」を書き出してみる!というのがありました。
そうすると、私の中からたくさんの「○○でなければならない!」が列をなしてゾロゾロと出てきたのです。
・女性はやさしくなければならない
・人には思いやりを持って接しなければならない
・親の言うことはまちがいない。
・苦労はかってでもしろ。。。etc.
書き出して見ているだけでも、苦しくなるようなものばかりでした。
あまりにもあたりまえに思っていることは、こうして「本当にそうかな?」と疑ってみるということをしなければ浮上してこないことも実感しました。
ハイゼミの授業の中でこのことに触れたことで、まるで私が着ていたものが重い鎧のように感じ、なぜ、そんな重い鎧を着ているのか?
鎧を着ることを本当に望んでいるのだろうか?私は初めて疑問に思ったわけです。
私はいったいどうしたいんだろう?
何を望んでいるのだろう?
「自分を大切にする」ことを意識した時に芽生えた小さな疑問でした。
自分が望んでいることを考えたりイメージを膨らませることは楽しいことでワクワクするという感覚も蘇ってくるような感覚。。。
どんなことがうれしいのか?
どんなことに喜びを感じるのか?は、他の誰でもない、私にしかわからないことです。
自分を大切にするためには、今までのように自分のことよりもまわりの人のことを優先することをし続けていても、自分を大切にはできないんだなということにもようやく気づきました。
自分の外側(自分以外の人)
自分の内側(自分自身)
今でこそ、自分の内側を見ることが習慣になっていますが、ハイゼミ入学当初は、自分の内側へ意識を向けるということは 初めてのような慣れない感じがありました。
自分を大切にするために、「私は何を望んでいるのだろう?」と私が私に聞いてあげること。
他の誰でもない「自分」に軸を置くこと。
それは、私にとって自分を大切にするための第一歩でした。
5・絶対にあきらめない!自分を信じきる!!
私たちの周りには、自分自身で身につけてきた「観念」の他にもたくさんの「常識」が散らばっています。
自分が「こうしたい!」と思うことの中にも、よぉ〜〜くみてみると、あらゆる観念が混じっています。
大抵は、一般的な常識を軸に無難に物事を決めます。
そして、あたかもそれが自分の心からの願望のように自分で思い込ませていることがほとんどなのです。
これは本当の自分の軸ではありません。
「無理だ!」「できるはずがない」という「怖れ」がそこにあります。
怖れや不安は簡単に私たちを自分の軸から外します。
「怖れ」や「不安」に気づいたら解放!です。
100%自分の想いを信頼して行動することは、自分を大切にすることです。
自分を大切に信じきることで、自分自身の内側から大いなる源に繋がり全てを可能にします。
私たちは、本当はすべてを知っています。
自分を信頼して、自分を大切に生きることであなたの心からの望みは必ず叶います。