「こんな自分を変えたい!」と思うのは、誰もが1度や2度はあると思います。「自分を変えたい」という願望をかなえる方法はあります。
それはあなたの外の環境(を変えること仕事、人間関係、住む場所)を変えることでできるものではありません。
それは、あなたの意識、つまり日頃常に思っている思込みを変えることであなたは自分を変えることができるのです。
自分を変え思い通りの人生を生きるためにとても重要なこと。
あなたが無意識に思い込んでいることは、あまりにも当たり前すぎて思い込みとさえ感じてないかもしれませんが、その思い込みが今のあなたの人生を牛耳っているとしたら放ってはおけません。
「自分を変えたい!」
それを可能にするのは、あなたが自信にも気が付いてない思い込みを変えることにあったのです。
さあ、まずは自分の思い込みを見つける取組みから始めましょう。
思い込みを探す
「それって当たり前のことだよね。」
その思い込みこそが今のあなたの人生を狭く限定し、生きにくくさせている可能性があります。もちろん、いま十分に幸せで思い通りの人生を歩まれているのでしたらそのままでもOKです。
でももし、「自分を変えたい!」「もっと違った人生を展開させたい!」と思っているのでしたら、ぜひ自分の思い込みについて考えてみてください。
無意識に持っている常識や思い込みは、「当然みんな同じように思っている。」と認識している場合が多々あります。それこそが今のあなたの現実を左右し人生に大きく関わっているとしたら、ここに光を当ててリサーチする意味が多いにあるのではないでしょうか。
まずはどんなあなた自身が固定観念を持っているか考えてみましょう。
例えば、
正しく生きなければならない。
何事も一生懸命やるべき。
人とは仲良くしなければならない。
お金はすぐなくなるから、減らさないように使うべき。
正直でなければいけない。
時間はすぐ経つから何事も素早く終えなければいけない。
こういったような思い込みがあるとしたら?まだまだ他にもありそうですが、「それって当たり前のことでしょ?」って思っていますよね。実は、当たり前と思っていることに、今のあなたの現状に関わる重大な要素が隠されているのです。
思い込みに隠された重大な意味とは?
あなたの思い込みと現状とに関わる重大な点は、自分の思い込みと現実に起きる出来事とはまったく別のもので関係なさそうに思いますが、実はあなたの現実に大きく影響してるのです。
では、思い込みと現実がどう繋がっているのかを見てみましょう。
例えば、「正しさ」という観念の基準は人それぞれです。何を正しいとするか人それぞれです。
職場で、Aさんの正しさの概念が「上司の言うことは忠実に守らなければいけない」というものだったとします。Bさんの正しさは「とにかく売り上げを伸ばすこと」で、Cさんの正しさは「チームワークをよくすること」だとしましょう。
すると、Aさんは上司の指示を守ろうとします。上司の指示が売り上げを伸ばすことだったら、AさんはBさんを理解しますし応援もします。けれど売上よりもチームワークを優先するCさんに対しては批判的になり、AさんとCさんの間がぎくしゃくしたものになりかねません。
私たちは誰もが自分と同じ正しさを持っていると感じていますが、一概に正しいと言っても人それぞれ正しさの基準が違います。ですから、自分の正しさを主張するあまり人間関係を良好に保てなくなる場合も考えられます。
同じように、「いい人」の基準も人それぞれなので、自分がいい人を演じているつもりでも相手にとってはおせっかいと感じられる場合もあります。
正直の基準も、常識の基準も、正義の基準もまたしかり。
基準が違うということを全く疑いもしなかったあなたの人生が、どこかで生きにくかったり、苦しかったりしたとしたら、その原因は人によって異なる基準にあるのかもしれません。
思い込みの定着
そもそもそのあなたの固定観念や思い込みはどうやって創られててきたのでしょう。もしかしたら、それが思い込みだとさえ気づかないで、いつの間にか沁みついてしまったかもしれませんね。
それらは、子供の頃に親や周りの大人から教えられたことと大いに関係があります。つまり周りの大人の価値観に影響されてきたということです。
それが正しいとか間違っているというのではありません。周りの大人の価値観に影響されてきたことがあなたの現実を創り、あなたの意識を支える重要な要素となっているのです。
もし今、生きるのが苦しい、悩みが多い、もっと別の生き方がしたいと思っているとしたら、思い込みによる固定観念を一度壊すことで、あなたの人生は一変するはずです。
思い込みと悩みの関係
あなたの人生を息苦しくさせている繰り返し起こる悩みや出来事とはどんなものか考えてみましょう。
「いつもお金がない」
「度々人に騙される」
「男運が悪い」
「人に振り回されてばかりいる」
「いつも私ばっかり犠牲になっている」
このような、今までに何度も繰り返されてきた悩みや苦しみは、あなたの思い込みが関係しています。ですから、思い込みを変える取組みをすることによって人生が変わっていきます。
では、その思い込みを変えるためにどうやって取組めばいいのでしょう。
子供のころから沁みついた思い込みは、これが自分の思い込みだとさえ気がつきません。そんな自分の思い込みをキャッチするためには、ネガティブな感情が出てきた時に捉えるのが一番手っ取り早いのです。
思い込みを捕まえる方法
思い込みを捕まえるためにすることは、感情に向き合って、問いかけるだけです。
ネガティブな感情が出てきた時、例えばイライラする、不安や心配、怒りや落胆などを感じた時に、まずはその感情と向き合ってください。
例えば
イライラする感情が沸いた時、「自分はなぜイライラするのか?」じっくりと自分に問いかけてください。
「子供の頃に親から早くしなさい!」といつも言われてきたなら、時間はすぐ過ぎてしまうものだから早くしないとダメになってしまう。そのような思い込みが潜んでいる可能性があります。すると周りの人がのんびりしている状況では、当然イライラするでしょう。
あなたの中では「時間はすぐに経ってしまうから早くすませることがいいことだ。」という思い込みによる基準があると、時間をかけてじっくり取り組んでいる人に出会うと、基準と真逆なのでイライラしてしまいます。
また、じっくり物事に取り組む人は、「物事はじっくり向き合って丁寧にするものだ。」と子供の頃に周りの大人から教えられて、今でもそう思い込んでいるのかもしれません。
そういった思い込みの違いが、イライラや怒りに繋がっています。ですから、沸き起こるネガティブな感情と冷静に対峙することが自分の思い込みに気づくチャンスなのです。
さあ、まずはあなたがいつも感じるネガティブな感情に意識を向けてください。
「なぜいつも〇〇〇のことで怒りがこみ上げてくるのだろう?」
「なぜいつも相手の〇〇〇の言葉に落ち込むのだろう?」
自分のネガティブな感情が反応してしまう出来事や言葉などを意識してみてください。そしてご自身に「なぜ?」と問いかけてみてください。
思い込みを変えることが人生を変えることになる
あなたは、自分の思い込みにいくつか気がつかれたでしょうか?
「それは思い込みであった。」とわかり驚かれたかもしれませんね。
あなたの人生を縛っているのは、あなた自身の思い込みなのです。そして、その思い込みの枠を外すことによって、あなたはもっと人を許せるようになり、自分を愛せるようになるはずです。そしてもっと生きやすい人生が展開されるはずです。
ネガティブな感情はまるで津波のように押し寄せ、そして心をかき乱していきます。そんな時、その感情と向き合う余裕はとてもないかもしれません。
でも、後からでもいいのです。
「私はなぜあの時、あれほど怒りが込み上げてきたのだろう?」
「なぜ、あんなにイライラしたのだろう?」
こんなふうに自分の感情と向き合う習慣をつけることで、おのずと人生が変わっていきます。あなたの思い込みが人生を大いに左右していることを覚えておいてください。
思い込みは、誰もがもっているものです。そして、その思い込みがあなたを幸せにしている場合も多々あります。けれどあなたを苦しくさせている思い込みがあるならば、それを無くして幸せに導く思い込みを増やしたいものです。
それには苦しみに導く思い込みを削除して、幸せに導く思い込みに気づくことです。あなたの人生を幸せに変換する、幸せにつながる思い込みをせっせと創ることに取組んでみませんか?
それには、受容、思いやり、寛容、許す、寄り添いなどの愛に満ちた意識があなたの人生を変えることに役立ってくれることでしょう。
もし、ご自身ではなかなか難しいと感じられた時は私たちがお手伝いします。
あなたの思い込みをいったんクリーニングして新しいあなたに生まれ変わりましょう。