自分に自信が持てない時、インナーチャイルドを癒そうとするがかなかうまくいかない。みなさんにこんな経験ありませんか?
実は私自身がこの繰り返しの状態をむしろ、インナーチャイルドの癒しの中で繰り返していました。それはいったいなぜだったのか?
そんな実体験を交え「自分に自信が持てない根本原因」を紐解いていった流れや、その解決のヒントを5ステップでお話したいと思います。
1、「インナーチャイルドが癒せない!」
自信が持てない、自信を持ちたい。そんな時に読み漁っていた書籍には、
「あなたの自信のなさは、幼少の傷ついたままの心(インナーチャイルド)に原因があります」
「そのインナーチャイルドに、貴女が寄り添い癒すこと、まずはそこからはじめてみましょう」
およそこのように書いてありました。
私は早速「インナーチャイルドをみつけて寄り添い癒そう」と取り組みはじめした。そしてみつけたインナーチャイルドは、歯を食いしばって我慢し、誰にも打ち明けずに必死に一人で耐えているような状態。
私は文字通り寄り添い受け入れ、癒そうとしました。心の中で話しかけたり優しく抱きしめようとしました。・・・ところがです!
癒そう、話を聴こう、寄り添おうと近づこうとすれば毎回、この男の子のように跳ねのけられてしまうことが数年間つづきました。
「私にはインナーチャイルドを癒せないのかもしれない」
数年間のこうしたやりとりの中で次第に「限界」を感じるように。。。
しかしこの流れを体験すること自体が「自分を知る」ための大切なヒントとなっていました。
2、「大人になった”今の私”を知る」
インナーチャイルドに寄り添えるのは大人になった今の私。癒せたりできるのも私しかいない!そう信じて疑っていなかったのになぜ?
実は「その私では不可能なパターン」を繰り返してしまっていたんです。
ではその”今の私”とはいったいどんな状況だったのか?
3つのパターンがそこにはありました。
【パターン1】味わった感情と一体化
「傷ついた幼少の私」を振り返り、寄り添おう癒そうとする「今の私」が、過去の傷を振り返る度にその辛かった「感情」そのものに入り込んで一体化していました。なので、寄り添うことも癒すことも出来ない状況がいつも生まれていました。
【パターン2】「考えに囚われる」
「インナーチャイルドに寄り添って癒さなければ自信を持つことはできない」という考えに囚われていました。
「ねばならない」という観念に囚われると「それだけが唯一の目的」になってしまいます。
気づかぬうちに視野は極端に狭く、苦しいものに変化していました。
【パターン3】「恐れにより思い込み」
幼少の私は「そうはいっても現実の体験はこうだったんだよ!」「私は悪くないんだ!」と思い込んで恐れ、大人になった私にいつも抵抗してきました。
それは確かにそうだったね。。と、私自身も納得する。この繰り返しをしている内に、癒すことなんてできないんじゃないかな?という結論に次第に達してしまっていました。
自信を持ちたくてはじめたインナーチャイルドの癒しは、こういったパターンの繰り返しの中でなかなかうまくいきませんでした。
しかしこのプロセスを経験することで、大人になった”今の私”の、自信を持てない繰り返しのパターンそのものを知ることができたのです。
3、「自信が持てない時のパターンと同じ」
インナーチャイルドを癒せるのは大人になった私しかいないと信じていました。けれどなかなかうまくいかなかった。その原因は「大人になった今の私のパターン」にそのまま表れていました。
大人になった”今の私”のパターンをまとめてみると以下のようになります。
【パターン1】「感情と一体化」
【パターン2】「考えに囚われる」
【パターン3】「恐れ」
インナーチャイルドの心の傷は、大人になった”今の私”が、
その傷のパターンをそのままコピーして生きていたことに気づきます。
なので、その傷をそのまま受け継いでいる「今の私」では、寄り添うことも癒すことも、優しく抱きしめることも出来ないその訳はまさにここが原因。
これは「自分に自信が持てない時の状態」とまったく同じでした。
自信を持てないからこそはじめたインナーチャイルドの癒しに対して、
さらに自信を持てない状況を自らで繰り返していただけだったのです。
4、「もう一人の ”観察する私”」
【パターン1】「辛い感情と一体化」
【パターン2】「癒さなければ」という考えに囚われる
【パターン3】「恐れによる思い込み」
この3つのパターンは、幼少の私も、大人になった今の私も両方が持っている「自分に自信が持てない状態」まさにそのものでした。
インナーチャイルドを癒しているようで実は、自分に自信が持てない状況をさらに悪化させていたんです。
そこに気づかせてくれたのは、
「いままでの私とは違う、別の私」の存在でした。
「感情・考え(思考)・思い込みによる恐れ」に入り込んだり、囚われたりすることなく、そのありのままそのまま観察する
「観察する私」
この存在を学んだことが、大きな分岐点となりました。そしてその存在はどこか遠くにいるのではありません。
観察することを意識することで次第にその私を認識するようになりました。
すると、自分に自信が持てない時、
・どのようなときに、どんな感情が動くのか?
・どんな考えを持ち、何に囚われているのか?
冷静にそのパターンを「観察」することが出来ます。これは同時に、傷ついたインナーチャイルドにも寄り添えたり癒したりすることにも繋がっていきました。
5、「観察する私」との共同作業で育む自信
「観察する私」は文字通り、感情を自らと一体化させることなくありのまま観察できます。囚われた考えや、思い込みに対しても同様に気付くことができます。
自信が持てない原因に対して明確な距離をとることが可能になるのです。
距離をとること出来るようになってくると、さらに可能なことは「別の選択する」ことが可能になってきます。
感情と一体化せず、別の「感情」を選択できる。
囚われていた考えにも、それ以外の世界を見出そうと選択できる。
これには日々「すべてを観察し続ける」自己トレーニングは必要です。
しかし、
「これまでとは別の選択ができる」ということが、自分に自信が持てない状態を「揺るぎない自信」へと変化させていくことが出来ます。
「観察する私」との共同作業から育まれるこうした「自信」は、
感じるその安心感や安定感が各段に違います。
つまり、傷つた幼い心がずっと待っていたのは、大人になった”今の私”ではなく実はこの、「観察する私」だったのです。
観察する本当の私といつも一緒に、自信が持てない自分を根本から変えていける取り組み、自信が持てない自分自身の根本を観察し、自信を育むその道を共に歩むことができるようになります。
「でも、”観察する私”の存在って実際、私にも居るのかな…?」
そんな風に感じた方もいらっしゃるかもしれません。
でも、安心してください。あなたの側にも必ず居ます。
今までは無意識で、その存在に気づいていなかっただけなんです。
では具体的にどこからはじめていけばいいのか?
どんなトレーニングが必要なのか?
すべてのエッセンスは、ハイヤーディメンションゼミナールでご一緒に学び、気づき、実践することによって見出し、身に着けていくことが出来ます。
サポートが必要だと感じる方はコンサルティングをご活用ください。
自分に自信が持てない時、その根本原因を紐解きながら「気づき」のポイントをご一緒に深め、自分に自信を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
自分に自信が持てない時、そんな自分に自信を取り戻したい時、いつでも気軽にご相談ください。