「こんなことをしたら、他人にどう思われるだろうか…」「私は普段人からどのように思われているのだろうか?」という恐れや不安は多くの人が日々持ってしまう感情だと思います。
日常の生活において、「あんなこと言ってしまったけど、あの人にどう思われたかしら?」「こんなことしてしまって人からなんて言われるか?」そんな不安を日頃抱えて生きている人は意外にも多いようです。
特に私たち日本人は人の目を気にしたり、そう思うことが多い気がします。
実際私自身もそう思った時期が何度かありました。実際今でもそんな感情が沸く時があります。
それって他人のせいなのでしょうか?
さて、その「人からどう思われている。」という不安の原因は何なのでしょう。
1、気持ちの整理
「あんなこと言ってどう思われるかしら?」「あんなことしたけど変に思われないかなあ」と思う事はよくあります。私も時々そんな感情に心が占領されることがありました。このとりとめのない不安であり、恐れである感情をちょっと形として捉えてみてはいかがでしょう。
たとえば、イメージとしてはこんな感じですね。
あなたが起こした言動に対して「私は人にどう思われているかしら?」という不安や恐れの暗雲が最初心に立ち込めます。あなたの心に押し寄せてくる感じですね。やがてあなたの心はその暗雲に占領されてしまって心の自由が利かなくなってしまう。そんなイメージになるはずです。
そうなると、心はもうそのことでいっぱいになり恐れや不安で占領されてしまいます。ネガティブ感情が心を覆いつくす瞬間ですね。その時の気持ちってもう最悪です。
でも、まずはこんな風に「あなたの感じている今の感情を現象として捉えること」で気持ちの整理をされてみてください。
では、次に
なぜ、人にどう思われるかが気になるのか?
さてあなたの言動に対してあなたはなぜ「人にどう思われるか?」気になるのでしょう。
それはずばり、あなた自身が自分の言動に自信がないからです。
自分の自信のなさを人を介して人のせいにしてしまっているのです!
人の価値観は人それぞれ、必ずしもあなたが思っている価値観と同じではないはず。
つまり、「人からどう思われるだろうか?」というのはあなた基準で恐れているにすぎないのでは?
人の基準や価値観は人はれぞれですからね~
そもそもの原因は?
元はと言えば、あなたが判断して出した言葉や行動であったはずです。
あなたがその時点において相手のことをそう思われたことは事実です。
そのときあなたは相手のことを自分の価値基準で裁いていたのかもしれません。
もしかしたら、「私が正しい」とあなたの意見を押し付けてしまった可能性もありますよね。
ところが、後から不安になってしまう。
「あんなこと言ってしまったけど…」「あんな態度をとってしまったけど…」
そんなふうに後悔することが今までも何度かあったかもしれません。
実はこれもまたあなたの体験だと捉えられてはいかがでしょう。
自分に対しての不安の体験として。
自分に対しての不安?
実は「人にどう思われたか?」という恐れや不安は本当は自分自身の不安なのです。
人の価値観はわかりません。その価値基準もバラバラです。
それを人にどう思われたかと思うのは、あなた自身が自分に対して抱いている不安にすぎないのです。
人を介して自分の不安を感じているのですね。
人からどう思われたいのか?
これを自問自答した時、
「できる人」「いい人」「素晴らしい人」「優しい人」といった言葉が浮かんできませんか?
では、それをご自身に言ってあげてください!
人から言ってもらいたい言葉、思われたい感情ですね。
恥ずかしがらずに否定せずに。ご自身に。
「私はできる人」「私はいい人。」「私は素晴らしい人」「私は優しい人」
いかがでしょう?
ちょっとこそばゆい感じがするかもしれませんが、それもたまにはいいものです。
自分に自信がない時、自分が嫌いになった時、人を返して「どう思われているか不安になった時」
あなたはあなたの最高の理解者であってください。
間違っても、失敗しても。。。
判断するのは他人ではなく、自分自身なのです。
そして究極はこの言葉です。
「人にどう思われてもいいじゃない。」
そうあなたはあなたの最高の理解者であってくださいね。
どうぞご自身を大切に!
そして堂々とあなた自身を楽しく生きましょう~